みなさん、メッコールというドリンクを知っていますか。
僕は若い頃、新聞配達をしていました。そのことはこのブログで何度も「僕は新聞奨学生だった」等々に書いてきました。その時のことを思い出したのです。
地域が歌舞伎町を含む職安通り沿いであったので、なんだか得体の知れない会社や事務所があったものです。マンションの1室(結構広かったと思う)に集金に行った時、「兄ちゃん、これ持って行きなよ」とメッコールを数本もらった経験があったのです。
ちょっと異様な雰囲気の事務所であったので、印象に残っていました。ちょっとヤクザの事務所とも違う感じだったのです。
で、後でメッコールを飲んで見たら、ちょっと変わった味でした、コーラにごま油の香りがするような感じだったのです。ということもあり、「韓国の飲み物?」と想像しました。
後々調べたら、メッコールは統一教会の関連企業で作られたドリンクであったということがわかりました。僕のすぐ近くにも統一教会は存在していたのです。で、今回の安倍暗殺で統一教会が話題になり、思い出したのでした。
さて、そんなことはどうでもいいことです。
今回の安倍暗殺。どうも陰謀論めいた話も出ていますが、統一教会に苦しめらた一人の男の怨恨が、周り巡って、安倍さんへの凶行に向かったわけでしょう。日本を牛耳る最大の権力者ともいえる安倍さん。そのような力のある存在であっても、たった一人の普通の市民に殺されたのです。
どんなに弱き存在でも、最も力ある存在を倒すことができることを示してしまいました。
もちろん暗殺を肯定することはできません。しかしながら、現実としてあり得るわけです。歴史を振り返れば、この現実を現実として認識せざるを得ません。
小さき存在の恨みが(母親を家族を壊され、自分の人生も壊される)何を引き起こすのか、権力者は肝に命じるべきでしょう。ドラマのよくあるテーマではありませんか。
奢れるものは久しからず(平家物語)。日本の古典が示す教訓です。