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中国歴史紀行~陝西省西安市「阿房宮」編

2011年08月07日 | 中国史跡めぐり(三国志・封神榜・史記)
8月7日(日)
今日は「西安」での最終日です。
また朝「油条」を近所に買いに行って朝食にし、7:50チェックアウトしました。
今日は荷物も持って行かなきゃならないから面倒だなぁ…
8:00「西安站」前から路線バスに乗り、乗換えが必要なため「和平門」で降りました。
近くに公園があったんで入ってみました。

太極拳の練習をしてる人民や…

運動をしてる老人たち…

そして、ダンスをするオバちゃんたち…
再び、バス停からバスに乗って「秦阿房宮」で降りました。

9:00「阿房宮」に着きました。

「阿房宮」は、秦の「始皇帝」が建てた大宮殿です。
遺跡は、そう遠くない西安市西方13kmの阿房村に残っています。
「始皇帝」の死後も工事が続きましたが、秦の滅亡によって未完のままで終わりました。
名称が無かったのを、世人が地名にちなんで「阿房宮」と呼んだそうです。

『史記』の秦の滅亡に関する記述から、「阿房宮は楚の項羽に焼かれた」(3か月間、火が消えなかったという)というのが現代までの定説でしたが、「項羽によって焼かれたのは咸陽宮であって、阿房宮は焼かれていない」という説が2003年に公表されたそうです。

入場券は38元でした。

ここは遺跡の付近に造られた「阿房宮」を再現したテーマパークですね。

これは「磁石門」です。
名のとおり、磁石で検問をしていたそうです。

一番左の子は有名な子役なの?
右は台湾の女優「林心如」で、ここでドラマ「封神榜」の撮影をしたそうです。

門を入ると正面にステージがあります。

このように観客席もあり、何かイベントが行われるみたいですね。

「阿房宮」の建設は国を疲弊させました。

「指鹿為馬」ですね。

これは「阿房宮前殿」です。

これは「始皇帝」像です

上から見下ろしたところ。

中の皇帝の部屋かな?

裏側には池がありました。

これは「コスプレ写真館」でした。

これは後宮?

よく分からないや…

これは「上天台」だって~

「上天台」から見るとこんな感じ。

兵士の後ろにいるのは…

「趙幽繆王」「燕昭王」「魏文侯」、

「斉恒公」「楚成王」「韓宣恵王」です。

後方の馬車です。
9:40「阿房宮」を出ました。
次は「大唐芙蓉園」に行こうと路バスを待ってたんだけど、全然来ない上に1台来たと思ったら満車で通過されてしまいました。
ようやく10:00に来たバスは下車する人民がいたんで停まり、乗客は俺1人だったんで乗せてもらえました。

11:00終点「芙蓉園」で降りました。

「大唐芙蓉園」は2005年4月にオープンした中国で初めて全面的に盛唐の風貌を展示する大規模な皇室の庭園式文化のテーマバークです。

園内には中国最大規模の唐代建築のレプリカ群があり、唐代の各時期・各様式の建物がすべて揃っていると…

でも、俺が好きなのはもっと古代なんでね…入りませんでした。(90元?らしいし)
なので、近くの「大唐不夜城」の唐代人物像を見て帰ることにしました。


唐代のことは、よく分かりません…

これも誰か分からないし。

だから写真だけ載せます…

この像の中に…

この「武則天」は知ってるわ…“中国三大悪女”の1人だからね。

ここは「開元広場」です。

これは唐の第二代皇帝「太宗(李世民)」かな?

振り向くと「大雁塔」が見えますね。

この像群は中間部から見始めたんで、一度その場所に戻ってさらに先(大雁塔方面)に行かねばなりません。


余裕があれば唐代のことも勉強しておきますよ…

人民は皆分かってるのかなぁ?けっこう歴史のこと興味無い人も多くて、俺の方が知ってたりする場合もあるからね。

中央にいるのは「鑑真」ですよ。

「玄奘(三蔵法師)」「慧能と空海(どっちが?)」です。

「玄奘広場」の「玄奘」像と「大雁塔」です。

「大雁塔」の手前は「大慈恩寺」です。

広場内をこんな車が走っています。
12:20「大雁塔」を出て、路線バスに乗り「鐘楼」に出ました。
そして、「鼓楼」対面から13:00発の空港行きバスに乗り、13:50「西安咸陽国際空港」に着きました。

「上海」行きの飛行機は18:00発だけど、こんな早く空港に来たのは、ここから(地図上では)5Km以内にある「周陵鎮」に「文王墓」「武王墓」「姜子牙墓」をハントするためなんです。
史跡ハントの〆は、これらの墓参りで…と思い、14:10空港内の荷物預かり所に荷物を預けたんだけど、15元って高くない?

そして1階から外に出てタクシーを拾いに行きました。
タクシー乗り場で「周陵鎮に行きたい」って言っても乗車拒否だよ…コイツらにとって往復でも10Km足らずの客乗せても面白くないんだよ。
ダメだ…タクシーに乗れなきゃどうしようも無い…

ならば…と空港から離れた所でタクシーを拾えば…って空港近くに街なんて無いよな。
くそぉ…なかなか空港ビルの全景なんて撮れないぞ、普通歩いて出て行かないから。
途方に暮れてたら警備員?のオバちゃんに話し掛けられ、グチっちゃったよ…って、ホント今回の旅で俺の中国語が通じてるのには驚いたよ。
もう諦めて空港内でボォ~っと16:00頃開始される発券まで待ってました。
16:00過ぎから「上海航空」のカウンターに並び、チケットを発行してもらおうとしたら、俺が乗る便は欠航になったらしいんです。
なんか昨日のニュースでも台風が上海に来てるような話を耳にしてたんだけどさ。
で、便が「中国東方航空」に代わり、搭乗時間を見たら16:30…って、今が16:30じゃんか。
まぁ、航空会社にそんなミスは無いだろうから大丈夫なんだろうと、すぐ預けてた荷物を受け取りに行きました…って、これも史跡ハントのために15元も出して預けたのに何の意味も無くなっちゃったよ。

とりあえず、緊急で搭乗せねばならない場合は航空会社の社員が手荷物検査を優先してくれたりするはずなのに、それが無いんだから大丈夫なんだろうと、普通に手荷物検査を通り、搭乗ゲートに急いで行きました。

そして俺が乗る便はどうなってるのか確認すると、どうやら到着が遅れてるんだってさ。
で、時間は未定だって~…マジかよぉ、元々の予定(20:00過ぎ)とおりに「上海」に着けば「豫園」でも行って買い物でもしようかと思ってたのに。
最後の史跡ハントが出来ず、でも飛行機の時間が早まった?と思ったのも束の間、フライトの時間は未定だってんじゃ「上海」に着いてもホテルに泊まるだけになっちゃうよ。

中国の国内線はよく遅れるんだけどさ…時間を持て余し「蹴羽?」をする欧米人とキレイな子がいたんで隠し撮りしました~

18:10搭乗が出来ると情報が更新されたんだけど…過ぎても何も始まらず。
そのうち、弁当を配り出したんだけど、これは俺が乗る便の旅客用じゃありませんでした。
そしたら、18:30にゲートを移るようにアナウンスがあり、18:45バスに乗りました。

そして19:00飛行機に乗り込みました。
飛行機は19:35離陸し、「上海」に着いたのは21:45だよ…もう「豫園」に行くどころか「リニア」も「地下鉄」も無いんで、また初日と同じく「空港バス」に乗るしか無いじゃん。
こんな時間に「豫園」に行ってもどうせ店は閉店してるんで、22:20発のバスに乗り、初日と同じパターンで(事前に予約してある初日と同じ)ホテルに向かいました。
22:50タクシーを降りたんだけど、運チャンとも会話出来てたし、ホント今回の旅では自信が付いたなぁ…まだ聞き取りの方はダメだけど。

チェックイン後、ホテル前のコンビニでカップラーメンなどを買って夜食にしました。

さて…明日は9:30の飛行機なんで、6:00過ぎにはチェックアウトして空港に行かなきゃ…
今日はムダな待ち時間ばかりで疲れたわ…



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