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三国「蜀」終焉の旅④~四川省綿陽『富楽山』編

2007年09月30日 | 中国史跡めぐり(三国志・封神榜・史記)
9月30日(日)2/3

12:00「綿陽市汽車客運站」に着きました。
当初の計画では、この「綿陽」では2ヶ所(富楽山、西山公園)の三国史跡を巡るつもりでしたが、今日だけで「成都」→「徳陽(羅江)」→「綿陽」→「梓潼」→「綿陽」という移動なので、「綿陽」の三国史跡は『富楽山』だけに絞りました。
もう1ヶ所の三国史跡は『西山公園』という所にある『蒋琬』関連のものです。
『蒋琬』は『諸葛亮』の死に際して後事を託されました。
卓越した政治手腕を持ち、『諸葛亮』に「社稷之器(国家を担う器である)」と評されますが…「三国志」末期の人物だからね…。
俺の中での「三国志」は『諸葛亮』が死んだ時点で終わってるから…

まぁとにかく12:20「タクシー」で『富楽山』に着きました。

入場券(5元)を買い、門を入ると長い階段があり…

「亭」の中には「三国志」関連の絵が描かれています。
いくつか紹介しましょう。
ここにある『富楽堂』での『劉璋(左)』と『劉備(右)』の「宴」。

『劉備』に「蜀」を獲る三策を進言する『龐統』。
この『富楽山』での最重要目的は敷地内に点在する三国志登場人物の銅像を見る(写真に収める)ことです。
でも敷地内の建物などは案内標識があっても、銅像の案内標識までは無いので、ひたすら銅像を探して、広い敷地内を歩き回ることになります…

適当に歩いていると「三国志」のいろいろなシーンが彫られている橋を発見
左右17枚ずつありましたが、しゃがんで1枚ずつ一生懸命写真に撮ってる変な日本人がいます…って俺だよっ
いくつか紹介します。

「桃園結義」

「虎牢関」

「轅門射戟」

「煮酒論英雄」

「千里走単騎」

「三顧茅廬」

「長坂坡」

「舌戦群儒」

「載江奪阿斗」

「単刀会」

「定軍山」

また更に歩いて『富楽堂』へ。

その中の建物を覗くと…

『劉備(右)』らの魂胆も知らずに宴で持て成す『劉璋(左)』。
『富楽堂』を出て別の『富楽山』入口にありました…

『五虎将』像です
左から『黄忠』『趙雲』『関羽』『張飛』『馬超』です。

『五虎将』像の更に入口前にあったのが、『蜀漢四英』像です。
『諸葛亮(左から2番目)』と、あとは『費禕』『董允』『蒋琬』ですが、この3人のことをよく知らないので、どの像が誰か分かりません…
あと『富楽山』にある銅像は、俺の調査では『桃園三結義』像と『劉備&龐統』像です。
あと2つ見つけなきゃ…

この「五重塔」内には「三国演義」の名場面を再現した人形館もあるらしいんだけど、忘れてたし、時間の都合で塔に入りもしませんでした。
まぁ今までも(華中の旅で)「人形館」はいろいろ見て来たから…

ここは「綿州碑林」です。
『諸葛亮』の碑がありました。
『富楽山』内をほとんど彷徨いましたが、どうしても残り2つの像が見つかりません…
もう入場してから1時間半です。
再び入口に戻り従業員に聞いてみると、『桃園三結義』像は外にあるらしいです。
『劉備&龐統』像は一応場所を教えてもらい、再アタックするも付近には無さそうです…。

そしたら、まだ行っていない所があって、行ってみると『魚水君臣』像なるものを発見
これはサイトでも「紹介」されていなかった像です。
『諸葛亮(左)』は『劉備(右)』にとって「魚が水を得たようなもの」のような関係で、当初『関羽』や『張飛』は嫉妬していたらしいです。
その後も『劉備&龐統』像を探し求めて歩き続けましたが見つからず仕舞い。
いくら広いと言えど道がそんなにたくさんあるワケじゃないからね。
もう撤去されて、代わりに『魚水君臣』像が造られたのかなぁ…
もし、そうだとしたら、また『龐統』が妬くぞ…。

14:40『富楽山』を出て入口から交差点の方に歩いて行くとありました。
『桃園三結義』像です。
左から『関羽雲長』『劉備玄徳』『張飛益徳』だね。
来た時は入口前まで「タクシー」だったから気づかなかったよ。

さぁ次は「梓潼」まで移動しなきゃ…
「タクシー」を拾い、「長途汽車站まで」と言うも、運チャンは「どこまで行くんだ?」と。
「梓潼に行くんだ」と答えると、「タクシー」は2分も走らず、14:45「富楽汽車站」という所で停まりました。
こんな近くにも「汽車站」があったのかよ…。
運チャンに「梓潼行きあるの?」と確認したら「ある」と言うんで「初乗り5元」を払って降りました。
「綿陽市汽車客運站」しか無いと思っていたからね。
知ってりゃ、歩いても10分掛からない距離でした…
14:55「梓潼」行きの「バス」は出発しました。

それでは続きは次の更新にて。



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