放置竹林をみんなの集いの場に。

放置されてた竹林をボランティアで整備し、
心を開放しリラックスして過ごしてもらえるような
竹林空間を造っています。

虫の職人技に感動

2017-04-13 21:00:41 | 子育て
子ども達と春の花を探しながら
散歩をしていたら
ミノムシが沢山ついた 木を発見!

枝や 葉っぱに たくさんぶら下がっています。

小枝を集めて作られたものや、
葉っぱをたくさん引っ付けて作られたものなど
とても上手に作られています。

ミノムシと言えば、秋や冬を連想しますが
春になってから ゆっくり 散歩しながら
見つけるのも なかなか 良いものです。

しかし、ここ最近 この ミノムシが
地域によると 絶滅危惧種に選定されています。

なぜかというと、寄生ばえが増えていて
ミノに入り込んで 食べてしまうらしい・・。

昔 当たり前にいた ミノムシが
最近では珍しい存在に・・

そういえば、ゲンゴロウとかも
当たり前のようにいたのになあ〜
今では 絶滅危惧種に選定されている。
なんか、少しさびしい気持ちになります。

子どもたちには、私の幼少期にいた
虫や水生生物の話などしながら
人間以外にも いまの地球で
懸命に生きている生物がいることを
話しました。

そんな、話をした後で どうかな・・?とは
思ったのですが、
ミノムシのミノの中を
見てみることにしました。

はじめて触るミノの感触に
子どもたちは、おっかなびっくり状態。
けれど「ふわふわしてる!」と
少し嬉しそう。


その後は、ミノを開いて中を覗いてみました。

中は、綿のような白い糸が張り巡らされていて
まるで、フカフカのベッドのようでした。

寒い冬を乗り切る ミノムシの知恵には
本当 脱帽です。
子どもたちも、ミノの中に 本当に虫がいたことや
フカフカベッドを虫が作っていたことに
素朴に感動しておりました。

こういった 身近にいる虫や
他の生き物との何気ない出会いで
子どもたちに
愛しむ心や、学びへの興味が
芽生えていきます。

さあ、明日も どこかへ散歩に出かよう。


今回のミノの中には ミノムシがまだおり
覗いかせてもらった後は
また、木の周辺に 戻しておきました。
色々 勉強させてくれて、ありがとう。