放置竹林をみんなの集いの場に。

放置されてた竹林をボランティアで整備し、
心を開放しリラックスして過ごしてもらえるような
竹林空間を造っています。

子どもが思春期を迎えるまでに 親が学んでおくこと。

2017-11-20 16:47:41 | 子育て
ここ数ヶ月の間で
何冊かの 子どもの脳科学に関する書籍を
読みました。

その一冊に

『子どもの脳と仮想世界』 岩波文庫 戸塚清澄 著


があります。

この書籍は、
「ゲームやネット、SNSなどの仮想世界が
子ども達の心にどのような影響をおよぼすのか?
私達 大人は、子ども達に 仮想世界との付き合い方を
どう教え、仮想と現実の二つの世界の接点を
どのようにつくりだしていけばよいのか。」

ということが
脳科学の視点から語られています。


今を生きる 子ども達には 切っても切れない
この仮想世界。

親として、大人として、指導者として

仮想世界が現実世界を上回るそんな日が
やってきたとしても、

子どもたちに、
動じない 。
巻き込まれない 。
ブレない心を育む手助けを
してあげたい。

子どもたちに、
現実世界の中で、身体感覚や直接感覚を養い
親や仲間、指導者や地域の方々
様々な人たちと出会いを重ね、

笑ったり、泣いたり、喜んだり、悩んだり
喧嘩したり、仲直りしたり
多くの失敗や、成功を重ねて

心を 育てていける 環境や機会を
作ってあげたいと
強く思います。

子どもの脳は、わずか10年ほどの
短い期間に モラルや倫理観
そして、かけがいのない心を学びます。

脳科学的に
思春期を迎えると同時に
使わなかった脳のシナプスは
刈り取られていくそうです。



筆者は、「ね、せんせい、子どものじだいって、
何のためにあるの?」

の問いに
以下のように答えています。

「子どもの時代はね・・・・」

千の花々と草木に触れ、匂いをかぎ、摘んだり探したりするためにある。

千の空の色を見上げながら染まり、千の潮風に千のそよ風、千の春風と北風を君のほっぺに感じるためにある、

千のいろんな人たちと話し、手を握り、笑みを交わし、頬ずりされ、千のいろんな物たちにその指で触れ、手触りを知り、千の虫たちとペットたち、千の歌とすてきな本たちと出会うためにある。

・・・ (省略)・・・


脳はなぜ子ども時代を与えられているか?

真面目に考えていきたいものです。