放置竹林をみんなの集いの場に。

放置されてた竹林をボランティアで整備し、
心を開放しリラックスして過ごしてもらえるような
竹林空間を造っています。

簡単ではないけれど、見守ることの大切さ。

2018-03-18 03:00:10 | わんぱく自然探検隊
昨日は、わんぱく自然探検隊の活動日。
桂坂野鳥遊園裏山を登ってきました。

今までにも、何度も裏山を登ったことは有りますが、
3歳のIちゃんは、まだ一度も
頂上まで登ったことがありません。

わんぱく自然探検隊に入団当初は
虫が 大の苦手だった Iちゃん。
山にアリがいるのに気がついたとたん
歩けなくなり、
「抱っこ! 抱っこ!」と 泣いて
途中で 引き返すことになりました。

その後も、何度か
裏山には 登りましたが、
途中で 「歩きたくない! 抱っこ!」と言いながら
泣いて途中で断念したり、
頑張るものの
時間がかかり過ぎて、
途中下山することが
続いておりました。


しかし、今では・・

見てください!!

虫ではないですが、
トカゲまで 「触ってみたい!」と
好奇心旺盛になり、


こんなに 険しい箇所も
大きな荷物を しっかり背負い
じぶんの足で、見事 登頂!!

少し服が濡れてだけでも
「着替える!」と 大泣きしていたIちゃん
だったのに・・

そんな様子を 1年間
背後から ずっと 見守り続けた
Iちゃんのお母さんと

「1年間で 随分 たくましくなりましたねえ〜!」と
喜びを噛み締めあいました。

山頂では、鬼ごっこをしたり
景色を眺めたり
木登りしたり


山の記録ノートもバッチリ記しました。



1年間のわんぱく自然探検隊での
Iちゃんの様子を振り返ると、

Iちゃんは、初期場面に弱く、
お母さんとの分離も厳しく、

とにかく疲れてきたり
イヤな事があったりすると
「ピンクのハンカチじゃないからトイレいかない!」
とか
「靴下は ママが履かせてくれないとイヤ!」とか
活動途中でも
こだわりや へりくつ、
この年齢独特の つじつまの合わない
理由で タダをこねて泣き出す事が多々ありました。

一方で、話すのは上手で
あった出来事や 受け答えなどは
年齢以上に 感じるほど
達者です。


強烈なダダコネまでして
自己主張するこの時期のIちゃんに寄りそい、
いったいどこまで受け止めることができるかという点で随分悩みました。

でも、結果をすぐに求めるのではなく、
どんなにダダをこねても
Iちゃんを辛抱強く受け止め、
身体や 心が 「心地よさ」を
感じるまで見守ろう!と私を含め
わんぱく隊の活動に参加している
11歳と6歳の娘達とも話し合い、
1年間 過ごしました。

その結果 (1番は、日頃から接していらっしゃる
お母さんの頑張りです)
斜面で転けて 葉っぱだらけになっても
笑って楽しめるようにまで
たくましくなってくれました。

まだまだ、こだわりの強い
Iちゃんではありますが、
自分の思いを受け止められる喜び、
聴き入れてもらえる喜びを感じてもらい、
今度は相手の言葉を聴く姿勢を
自分のものにしていって欲しいなと
思います。