現場からは「期待したほどの結果ではない」と失望の声が出ているらしい。
それはそうだ。大臣も政務官も事務次官も局長も現場を知らない貴族だもの。
最初から期待するのが悪い。
学習指導要綱に書かれていない不要な行事を削るだけで、現場は楽になる。
例えば、筆者が小学5年生の頃に「お楽しみ会」という名称の行事があった。
「お楽しみ会」と言ったら内容が不明瞭だが、要するに、5年生だけの運動会だ。
内容はドッチボール、リレー、大玉送りなどだった。
保護者も参加していた。ドッチボールの審判役や豚汁作成などをしていた。
お楽しみ会は土曜日だったので、保護者に参加するように仕向けたのだと思う。
本部のパイプイス配置、テント設置など雑務は教員が担当していた。
筆者の母校独自の行事だし、学習指導要領にも書いていない行事を廃止するだけで、現場の教員は負担から解放される。
筆者の小学生時代は共働きが少なかったが、今は共働きが多い。
無駄なイベントの削除は保護者にとっても嬉しいはずだ。