いまんとこ ずっと夏休み・・・

まいにちまいにちイヌやネコや草花と楽しく だらだらぐだぐだ・・

はじめて見た光景

2008年02月05日 | アタシ
遅めに朝の散歩に出てしばらくしたら
路地の壊れた塀の向こうからお経と鐘の音、線香の煙・・・・

古い竹製の塀の隙間に見えたのは
積まれた資材や掘り返した土が雪まみれになっている更地になっているところで
日差しに金糸がまばゆい袈裟のお坊さんが立ってお経を唱えていた

お棺らしきものが置かれていて、
その前にパイプ椅子に座っておじいさんが背中を丸めて泣きじゃくっている
その後ろに喪服の若い親族が5,6人うつむいて一列に並んでいる

多分・・長年連れ添ったばあさんが亡くなったんだろうね
多分・・・家で死にたいって、家に帰りたいって言ってたんだろうね

春めいた残雪の風景に深い悲しみが強く漂っていて胸に迫った

長年住み慣れたいろんな思いが詰まっている家・・
自分と一緒に年取った家・・・

ここらも地上げの嵐が吹き荒れててさ
想い出でも飛ばされちゃったのかな・・・

寂しいね・・・

おじいさんの涙がはやくかわきますように・・・
コメント (2)
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