昨日の夜更け
ちいさなシュウクリームのような感触が、海老のように丸まって寝ているアタシの胸元に感じて目を覚ますと・・
あ~ちゃんがひっそりと寄り添っていた
あ~ちゃんは、具合が悪いとき、保健室代わりに使うくらいで
めったに寝に来ない・・ しゃびぃが死守してるしさ・・・(^-^;
ここんとこ、おなかすいているようなのに、食事しないものね。。。
なぜると少し熱がある・・アタマだけ妙に熱い・・
具合悪いのかな・・・ゆっくりお休み・・なんて思いつつまた寝たけど、ちょっと寝返り打ったら即座にあ~は機嫌を損ねてどこかに消えた
ほどなくして、なんだか胃が痛くなった
食道のあたりが、赤く焼けた棒が入っているみたいにまっすぐ痛い
いよいよなんか発病したかなぁ~なんて思っていて・・
そしたらまた・・あ~ちゃんがふっと暗闇に現れ、アタシのカオにうんと近づいてきて
小さくみゃぁ~と鳴いて、手を伸ばし、鼻をチョンと触って合図した
起きて!って時間にはまだまだ早いよ・・・
でも・・あ~ちゃんは正座してずっとアタシを眺めてる・・
漠然と・・・この痛みはあ~ちゃんから発せられるモノなんじゃないか・・って思った
あ~がこの痛みを訴えているのだね・・と不思議に了解をした・・
実際、どっちの痛みだかわかんないけど、とにかく痛いことにはかわりなく・・・
なにしろ・・あ~の痛みなら引き受けるから・・・って
また、一緒に寄り添って寝た。しゃびぃが静かにアタシの足を舐めている
ここんとこダイジョウブそうだけど、しゃびぃも喉にあるって診断されてるしさ・・・
あ~ちゃん・・・胃の入口あたりになにか入ってるのか腫瘍でもあるのかなぁ~と目をつぶってこの痛みを考察する・・・
でも、胸元のあ~ちゃんのぬくもりと足先のしゃびぃのなにかしら懸命なキモチが体中に伝わってきて、じわじわ、ジンジンする
朝起きたら、どこも痛くなくなっていて、あ~ちゃんの熱も引いていた
誰がどのように具合が悪いのかわからなかいのだけれど
イキモノってこうして治療するんだね
お医者はいらない・・