ヘタを鍛える

はぁ～日本画裸婦スクーリング終了・・・

くたびれたなぁ～と言いつつ・・・

絵を描くためだけに朝から晩まで１日中費やしていい・・ってものすごいなぁ～って

泣けるほど感謝しつつ電車　に揺られた・・・

 

表現したいことがうまく出来なくて、ヘニョヘニョしてたら

上から眺めてみろ！って

先生は４階の教室から１階の中庭ベンチまで作品を運ぶよう指示してふたりで一緒に外階段から眺めて話した

どうしたいのか？色んなキモチ・・・先生と話しながら少し泣いた

キレイな裸のお姉さんの躍動感ある動きに魅せられて

その解き放たれた神々しいまでの躍動感を描きたかった

棟方志功とかピカソとかマチスとかロートレックとか・・・あんなふうに・・・

いろんな巨匠のいろんな作品を思い描いて頭の中でごちゃごちゃになる

・・何ひとつ思うように出来やしない・・・

 

タイムアップで終了・・・先生は、講評の時それを参考作品に選んだ

参考作品とは、上手だから選ばれてるモノではないと釘をうんと刺しながら・・・(-_-;)

喩の話として、宮崎駿の「風立ちぬ」の歌に何故荒井由実を選んだか？ってTVインタビューで鈴木敏夫が答えて

「あの人は歌が下手だからですよ。誰でも上手になっていくものだが、あの人は一向にうまくならない。ヘタを鍛えている」そう言ったんだ。あの発言は、びっくりした　って言うの

「そういうことなんです・・・ヘタなんです。ヘタなんだからうまくなろうなんて思わなくていい。ヘタを鍛えなさい!!!」と・・・

 

先生のやさしいエール

 

ヘタで出来ないくせに自由すぎる芸風が受けたんだと思う・・・・

 

でもなんかひとつオトナになった気がした 

 

 よろこんでヘタを鍛えよう