連絡くれたのは、やや遠方在住の前世はきっとアタシの妻だったんだろうなって確信しているユーちゃん。
わざわざ新幹線で学校通ってた位だもの。下諏訪なんか速攻行くよね・・。
ユーちゃんに連絡着く人に連絡して!って言われたけど
もう一人しか知らない。
通信大学の生徒は、多種多様
年も在学年数も・・同期なんかとっくのとうに卒業か退学してる。
結局気のあった3人で卒業をファミレスで祝った残りの一人しか連絡先なんか知らない。
もう削除されてるかもな・・・って思いながら連絡入れた。
ノンちゃんは、超都内だけど行くこと迷っていた。
いいんだよ。アタシは行くこと決めたけど
ムリしていくことないんだし・・・絵葉書、買って来てあげるってメールした。
だけど思いがけずノンチは、同じ電車に乗っていた。
電車のあっちとこっち。卒業ぶりの再会でも其々の席に行くことはなく
其々が其々の車窓を眺めて過ごした。
はらはらと涙を流していた空も下諏訪に近づくにつれ
うっすらの曇り空に変わりつつあり
見事に雄大な雲海を見せてくれた
美しいだろう~でっかい目玉をクリクリさせてどや顔の先生の顔が浮かぶ。
美とは、大きい羊と書く!それも先生が口癖のように得意のはなし。
無事駅に到着し、プラットホームで、最後尾に乗っていたノンチの姿を確認。
ゆっくりゆっくりうつむきながらこちらに歩いてくる。
久しぶりなのに、うれしいはずなのにお互い笑えない。喜べない。
始めての地。きっとこれからも利用しなかったであろう駅。
先生が連れてきてくれた場所は、
驚くほど閑散としており、方向音痴のふたりは寂れきった街を奇妙に歩いてギャラリーを目指す。
地元の人に道を尋ねると国道真っすぐ行けばすぐ!という
しかしどれが国道だかわからん・・・。
それも旅。
勘を頼りに歩くと思いがけずもカンタンに真っすぐの道。
普通に駅を出れば迷いようがない場所
そりゃぁ先生は、そこらへんはわかっているわよね。
細やかで繊細な気配りのひとだもの。ワカランチンを散々相手にしてきたんだもの。
閑散とはしているけれど、
緑が深い山並みを背に重厚で風格のある酒蔵が並ぶ街並み
酒好きの先生のグランドフィナーレに選んだ街
きっとこのヒト達も先生に逢いに行くんだね。ってカップルがゆっくりゆっくり前を歩いている。
ユーちゃんは、とっくに到着していて随分待たせたようだった。
先生着きました!
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