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週末、再び中国に行ってきました。今回は表の日程で、北京から上海へ。
今回の目的は、上海万博の最終日に企画されていたシンポジウムのパネリストとして発言することだったのですが、せっかく中国まで行くので、北京に立ち寄って、懇意にしていた関係者と会うことにしました。
金曜日、北京では日本大使館、中国共産党中央対外連絡部(いわゆる中連部)の関係者と懇談。土曜日は上海に行く予定でしたが、ハノイでひと悶着あったので、北京に留まって中連部の関係者と再び懇談。
ハノイで首脳会談が行われなかったことは残念ですが、ここまで来ると、あまり慌てずに腰を据えて取り組むべきなのかも知れません。私は、外交ルートを側面からサポートする役に徹しようと思います。
日曜日。万博の最終日に上海に入りました。聞きしに勝る、上海万博のスケールの大きさには驚きました。昼間は、複数のパネルディスカッションが並行して行われており、日本からは橋下大阪府知事も出席していました。私は、若者と都市のあり方について発言しました。
引用したのは、杜甫の「高きに登る」という詩の「尽きぬ長江、滾滾として来る」というくだりです。チベット高原から湧き出た水は、中国大陸を横断し、上海を通って日本へ。その水の一部は、東南アジアからインド洋へ。ある一部は、太平洋を渡ってアメリカ大陸へ。現代は、人も金も物も行き来しており、その流れは止めることは出来ません。
私が言いたかったのは、そうした交流を維持するためにも、様々な障害があるときこそ、双方が「高きに登って」すなわち、大局的観点から日中関係を考えていくべきだということです。
中国は複雑で、理解するには手間と時間がかかります。また、付き合うには、精神的にも体力的にもタフさが必要です。だからこそ、興味深い。
今こそ、日中双方に「石を積む」人が必要です。今回の件を通じて、私自身もその作業に加わる決意をしました。
今回の目的は、上海万博の最終日に企画されていたシンポジウムのパネリストとして発言することだったのですが、せっかく中国まで行くので、北京に立ち寄って、懇意にしていた関係者と会うことにしました。
金曜日、北京では日本大使館、中国共産党中央対外連絡部(いわゆる中連部)の関係者と懇談。土曜日は上海に行く予定でしたが、ハノイでひと悶着あったので、北京に留まって中連部の関係者と再び懇談。
ハノイで首脳会談が行われなかったことは残念ですが、ここまで来ると、あまり慌てずに腰を据えて取り組むべきなのかも知れません。私は、外交ルートを側面からサポートする役に徹しようと思います。
日曜日。万博の最終日に上海に入りました。聞きしに勝る、上海万博のスケールの大きさには驚きました。昼間は、複数のパネルディスカッションが並行して行われており、日本からは橋下大阪府知事も出席していました。私は、若者と都市のあり方について発言しました。
引用したのは、杜甫の「高きに登る」という詩の「尽きぬ長江、滾滾として来る」というくだりです。チベット高原から湧き出た水は、中国大陸を横断し、上海を通って日本へ。その水の一部は、東南アジアからインド洋へ。ある一部は、太平洋を渡ってアメリカ大陸へ。現代は、人も金も物も行き来しており、その流れは止めることは出来ません。
私が言いたかったのは、そうした交流を維持するためにも、様々な障害があるときこそ、双方が「高きに登って」すなわち、大局的観点から日中関係を考えていくべきだということです。
中国は複雑で、理解するには手間と時間がかかります。また、付き合うには、精神的にも体力的にもタフさが必要です。だからこそ、興味深い。
今こそ、日中双方に「石を積む」人が必要です。今回の件を通じて、私自身もその作業に加わる決意をしました。