名前を覚える方法として、連想するものを関連付けると言った友人がいたが、ダイビングで出会う生物の中には、見たまんまを名前にしているものが多くて、笑えるのだ。オラウータンクラブやポップコーンシュリンプがそう。一回聞けば、間違いなく覚えられる。
オラウータンクラブは3cm位なのでピントが合いにくい。ピンボケだが、かえって、想像してもらえれば、オラウータンが木の上を移動しているようにも見える。暖かい目で見てほしい。アーそのままライトで照らして、とその場で言えないのだ。
初めてオラウータンクラブを見たのもバリだった。見せてもらった時の衝撃を覚えている。潜る前に、見たこともない生物の名前を言われる。オラウータンクラブかフーンくらいな感じ。そして、潜って指示される。一目でオラウータンクラブだと分かる。笑いがこみあげて、マスクに水が入ってきた。姿が似ているだけじゃない、動きもそっくりだったので、写真からビデオに替える決心をした。もちろん小型のビデオカメラの存在もあったけど。
写真だと何が何だかわからない。もちろんマクロのすごいカメラがあれば別だろうが…・
以来、9年、オラウータンクラブを写せていなかった。今回カメラを新しくして、やっと、写せたのだ。嬉しかった。
ポップコーンシュリンプも頭にポップコーンをのせているので、間違いなく覚えられる。
いつも先端が白いボールのサンゴにいるが、同じサンゴを見つけても、ポップコーンシュリンプがいるわけではない。この子は動きがかわいいと言うほどではないが、胴体が透明なので写真で撮っても、どこにいるか分かりにくい。
写真では身体が写ってない。でも内臓フラッシュでよく写っている。
ああ、今、気が付いたけれど、今までは同じ画面で写真とビデオを見ることはできなかった。
ブログのこの形だから、同時に見せることができる。画期的だ。今更?