Ｍちゃんとのひと時

　日曜日の午前中はシーツ交換をやってくれる。
向こう側の端から順番に来て、シーツを入れたカートが私の部屋の前まで来たので、ひとまず部屋を出て、小さなさすらいの旅･･･（笑）
　今回の部屋替えでＭちゃんが個室になり、トイレやお風呂なんかの行き帰り、彼女の部屋のカーテンが開いていて姿が見られる時は声をかけられるようになったが、今日のシーツ交換時、彼女の部屋をのぞいたら、シーツ交換を終えた部屋でパソコンに向かっている彼女の姿が見られたので、声をかけ、ちょっとお邪魔させてもらった。
パソコンでゲームをしているのかなと思ったんだが、音楽を聴いていたようだ。
ところで彼女のパソコンのデスクトップの背景に写真を入れてあるのだが、その写真の中に懐かしい人の姿があった。
ここの人達に見送られて天国へ旅立ったＦさん。
Ｍちゃん達の思い出の中にいつまでも存在していることがわかって、嬉しくなった。
ここへ来た私のことも天国から見てくれているかなぁ。
　午後のカラオケの時間にもＭちゃんも一緒に参加していた。
私に一緒に歌おうと言ってくれたので、彼女のそばに行かせてもらう。
「愛と死をみつめて」なんていう懐かしい歌を出してくれた。
50年前の歌だと言ったら、今日のカラオケ担当のスタッフは二十歳を過ぎたばかりの一番若手の人だったので、「僕らまだ生まれとらんし、僕のお母さんも生まれとらんわ」と大笑い。