怒りん坊将軍

朝の７時半、今日も元気な怒りん坊将軍の一声二声が食堂に響く。
本格的に噴火したら、静まり難い将軍様なので、この一声二声のうちに静め役が彼のハートにくすぐりをかけなきゃならないんだが、今日はそのスタッフ達がそばにいなかったので、私が近寄って「おはよう、◯◯ちゃん」と声をかけてみた。
優しい声が返って来たので、まずは成功。
意味のない会話をしているうちに、自分がかぶっている帽子を私の頭に乗せてくれたりして遊んでくれた。
将軍様の目には、私はご自分よりも小さな存在として映っているのか、なぜか私には優しいのだ。
きっと淋しいんだろうな。
私でお役に立つなら時々お相手をさせていただこう。