今日ははじめて、楽しみにしていた和花の世界を体験してきました。
「なげいれ 花の教室」
場所は虎ノ門にある古美術店「桃凛」。
そのお店に展示してある器を選び、先生が用意された野の花を選んで生けるお稽古です。
先生は、花人・川瀬敏郎氏の10年来のお弟子さんである横川志歩さん。
facebookでお目にかかり、自分の花の世界を広げるべく一度は和の花を習ってみたいと思い申し込みました。
川瀬氏の本、「一日一花」を書店で拝見したことがあります。
一輪挿しの花の写真が365日分という写真集、その時はとっても簡単そうに見えたのですが(なんて失礼な!)
茶の湯の精神を尊ぶという「なげいれ」の花あしらい。
実に難しく、どう生けたらよいのか途中でわけがわからなくなり途方に暮れる私でしたが、
究極のシンプルさの中から生まれる自然美と侘び寂びの心。とてもよい学びとなりました。
和の心を、花を生けることで実感できるって、すごく素敵なことですね。
今回の主題は「名残りの花野、秋の実のものたち」
自然の草木、花がもついのちの美しさを、あまり手を加えず最大限にいかします。
紀伊上臈杜鵑草. (きいじょうろうほととぎす)、野葡萄、蓼(たで)、藤袴
この籠は4万円でございます。
その人の生き方や感性、こころを花に託して表現します。
椿の実、刈萱(かるかや)の葉
実は横から見ると、こんなに前のめりなんです。
ちなみにこの器、なんと30万円でございます。
運ぶ際、緊張いたしました。
90万の器もあり、とても惹かれましたが流石に手が出ませんでした。
以下はご一緒した生徒さんの作品です。
赤い実は雪笹です。
写真を撮る前に先生が必ず霧吹きでシュッとお水を吹きかけます。
横川先生は美しくて男前な感じで、とても素敵な方です。
来月もとても楽しみです。