フランス人交友記録

フランス人との交流を通して感じたことを書いています。

ニースの広場の ある「大道芸人」のことが印象に残った。       

2021-08-03 13:20:26 | 2016年秋の旅行(パリ・コートダジュール)

ニース観光の日。

 ニースではまず、有名だということで花市場へ行く。

花だけでなく、もちろんいろいろなものが売られていた。

私は蜂蜜を買うことにした。何でもコンクールで入賞したとかいう農家のものらしい。

それでも1000円もしないので、重さも気にしつつ、二瓶買うことにした。

 マルシェで、フランスに住んでいるという日本人女性に出会った。

少し話をして、彼女らがレンタカーで旅をしていることがわかったので、アンリに彼女たちにアンリのアパートを紹介しようか?と聞いてみたが、こういうときアンリはなぜかとてもシャイになるのだった。日本人に紹介してほしいとか借りてほしいと言っていたのに。

彼女らならレンタカーだし、あの立地でも大丈夫そうだったのに、それこそ言葉は社交辞令だったのか?

 

さて、今日のお昼はニースの名物料理のソッカというものを食べることになっていた。

旧市街を歩きながら賑やかそうな店を見つけて、食べた。ボリュームいっぱいだ。

ひよこ豆の生地で出来ているソッカ

手前は、ニース風サラダ。↓

広場に面したそのレストランは、店の外の席だったので、大道芸?の様なものをしている人が数人いるのが見えた。その内の1人をよく見ると知的障害者のようだった。彼女がしているのは2個のボールをお手玉のように交互に少し投げ上げているだけだった。

それなら誰でも出来るではないか。

 

ところが彼女にしてみれば、お手玉のように最低3個でするような難しい高等技術をしているつもりなのだろう。

 

1回だけ失敗してころころとボールが転げたが、落ち着いてボールを自分で拾い、また平然と続けていた。

でも誰も笑わないし、からかったりなどもしない。

彼女がそこでそうしていることを、まわりの人は優しく受け入れているという感じだった。

 

彼女の前にはいくらかのお金が置かれていた。しばらくすると彼女は店じまいしてどこかに帰って行った。今日の仕事はこれで終りですといった感じだった。

 

他にも芸人さんがいたけれど、彼女の印象が強く残った。

 

 


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