ニース観光の日。
ニースではまず、有名だということで花市場へ行く。
花だけでなく、もちろんいろいろなものが売られていた。
私は蜂蜜を買うことにした。何でもコンクールで入賞したとかいう農家のものらしい。
それでも1000円もしないので、重さも気にしつつ、二瓶買うことにした。
マルシェで、フランスに住んでいるという日本人女性に出会った。
少し話をして、彼女らがレンタカーで旅をしていることがわかったので、アンリに彼女たちにアンリのアパートを紹介しようか?と聞いてみたが、こういうときアンリはなぜかとてもシャイになるのだった。日本人に紹介してほしいとか借りてほしいと言っていたのに。
彼女らならレンタカーだし、あの立地でも大丈夫そうだったのに、それこそ言葉は社交辞令だったのか?
さて、今日のお昼はニースの名物料理のソッカというものを食べることになっていた。
旧市街を歩きながら賑やかそうな店を見つけて、食べた。ボリュームいっぱいだ。
ひよこ豆の生地で出来ているソッカ
手前は、ニース風サラダ。↓
広場に面したそのレストランは、店の外の席だったので、大道芸?の様なものをしている人が数人いるのが見えた。その内の1人をよく見ると知的障害者のようだった。彼女がしているのは2個のボールをお手玉のように交互に少し投げ上げているだけだった。
それなら誰でも出来るではないか。
ところが彼女にしてみれば、お手玉のように最低3個でするような難しい高等技術をしているつもりなのだろう。
1回だけ失敗してころころとボールが転げたが、落ち着いてボールを自分で拾い、また平然と続けていた。
でも誰も笑わないし、からかったりなどもしない。
彼女がそこでそうしていることを、まわりの人は優しく受け入れているという感じだった。
彼女の前にはいくらかのお金が置かれていた。しばらくすると彼女は店じまいしてどこかに帰って行った。今日の仕事はこれで終りですといった感じだった。
他にも芸人さんがいたけれど、彼女の印象が強く残った。