フランス人交友記録

フランス人との交流を通して感じたことを書いています。

パリで日本の着物の型紙の膨大なコレクションに出会った。

2021-08-13 10:54:17 | 2016年秋の旅行(パリ・コートダジュール)

南仏からパリ郊外に戻り、少し寒かったのと疲れが出てきたようでもあったので、休息日にして、この町の近くの公園に散歩に出かけた。

 

散歩と言っても公園まではフランソワの車で出かけた。フランソワーズは留守番?昼食準備だった。

 

車を降りて、まず公園の入り口の教会を見て、その後公園へ。

小動物たちがのんびり仲良くしている。

歩いていくと、遠くにお城も見えてきた。フランスにはこうして一般的には名も知られぬお城がたくさんあるらしい。たぶんヨーロッパには、もっと沢山あるのだろう。

今回はフランソワーズ夫妻宅には一泊しかできないのだが、「一泊?てっきり二泊だと思っていた。これから、チェックアウトの日も言ってよ。」と笑っていた。

もし何泊かするなら、予約を入れてこのようなお城を見学もできたのにと言っていた。



簡単に昼を済ませ、休憩したのちパリへ向かう。

おしゃれな内務省の建物↓

まず向かったのは、パリまでの途中にある彼らの友人宅だった。

絵画が趣味でアトリエのある家だったが、ここで興味深いものを見せられた。

それは、日本の着物の型紙で、かなりの数でびっくりしたが、彼らによるとヨーロッパでは二番目に多く持っているとかで、一番はドイツにあるそうだ。江戸小紋など言われるたぐいのものだった。

そう言えば、以前スカフの型紙のコレクションを見せてもらったことがある。その数も多かったが、こちらにははるか及ばない。

立てて並べてあったが、幅は1メートル以上あったと思う。2メートルくらいあったかも知れない。一枚一枚丁寧に包装されていた。

でも彼らにはこの型紙の価値は解っているものの、こうして保管しているだけでは意味がないので、日本の美術館に寄贈したいということだった。それを試みたこともあるようだが、日本の美術館でもどこでもいいというわけでもないだろうし、手続きも複雑なのか、うまくいかなかったらしい。

私にも何か方法があれば、と言われたが、このような貴重なものはほしいところはきっとあるに違いないが、それを探すことは簡単ではない。

このようなファイリングが何冊もあった↓

ともあれ、素晴らしいものだった。



その後、今日から6泊お世話になるビュットショーモン公園前のミッシェル夫妻の家まで送り届けてもらった。アパルトマンの前でフランソワズ達とお別れした。

ミッシェル宅に泊まるときはいつもドゴール空港まで送迎してもらっていたので、このような形で「来たよ」と挨拶するのは、初めての事だった。

 

いつもの私の部屋へ(彼らの寝室)荷物を置いて、夕食をいただいた。

この時びっくりしたのが、なんと!!何時もあったテーブルがなくなっていて、ソファについている低いテーブルで食べたのだった。

どうやら彼らも身の回りを整理しているのか、テーブルは売ってしまったということだった。

 

なじみのあるテーブルだったので、何となく寂しい気がした。

 

明日はパリ近郊へミッシェル夫妻とドライブの予定だ。奈良を案内した別の夫妻のご主人がおすすめだと言っていたところなので、私がリクエストした村だ。名前をジェルブロア(GERBEROY)という。


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