ミッシェルさんの車で送ってもらい、ソフィーの家に着いたのは、約束の時刻より遅れてであったが、笑顔で迎えてくれた。
今は二人の子供の親になっているソフィーとガブリエルだが、この時はまだ第一子のラファエルがお腹にいた。
イタリア人のご主人の作るパスタもさすがに美味しいが、ソフィーの料理もいつもとても美味しい。
来日して以来、日本に影響されたと思われる鉄瓶なども飾ってあった。
デザートはソフィー手作りのフォンダンショコラだったが、これは絶品だった。
あまりに美味しいと言ったからか、「どうぞ」と帰りに残りを全部持たせてくれた。
しかし、この後も外食が続くので、私の口に入ることはなかった。チョコレート好きのミッシェルさんは、「最高だ」と大喜びしていたので、良しとしよう!!
この日は、確か、ブランシュニュイの日で、夜通し何かの催しが行われていた。
東駅にも近く、メトロの隣駅のすぐそばのソフィー宅から帰るのはちょっと物騒な気もしたが、彼らはミッシェルさん宅まで同行してくれるという。
ありがたい申し出だし、満腹のお腹を減らすにもいい運動になった。
彼らの家からミッシェルさんの家まで徒歩で30分くらいだろうか。
ビュットショーモン公園の反対側からミッシェルさんの家に到着した。
この辺りは夜はやはり危険だともいわれているが、彼らといっしょだったので、全くそんなことを感じず、むしろブランシュニュイの雰囲気を少し感じることもできた。
若者が沢山集まっていた。けれど大騒ぎしているわけではない。夜を楽しんでいる感じだった。
夜遅く帰っても鍵を貸してもらっているので、ミッシェル夫妻を起こすことなく帰宅できる。
さて、明日は、パリで日本人の友人と会う日。
ポルトドヴァンヴの骨董市へ一緒に行くことになっている。