友人泊と比べてのメリットで一番なのは、やはり日本からの到着日そのまま眠れることだろう。ぐっすり眠り、朝早く目が覚めた。
友人宅だと必ず気を使ってくれて軽い夕食が待っているから、すぐには寝られない。
今日は1日ゆっくりマドリッド観光の予定だ。
部屋からの眺め↓
ベッドの上で、明日セビリアへ向かうため、チケットをチェックして、呆然とした。
なんと!!!!!
コルドバを日帰りにしたため、列車のチケットを変更したはずだった。
確かにキャンセル料を払ってキャンセルをした。しかし、よりによって、あろうことか、同じ日の同じ時間のチケットを再予約してしまっていたのだ。
白い村に行きたくなり、変更キャンセルが効かないチケットを一回無駄にして、取り直したのに。
2回も無駄にしてしまう。何か方法はないものか。
チケット予約代理店に連絡を取ろうと思った。が、着いたばかりで携帯はネットさえまだつなぐことができていなかった。
たまたま向かいの部屋に泊まっていたのは、日本人だった。
そこで、恐る恐るノックをした。
若い子だったがとても親切で予約代理店の電話番号を調べてくれた。
電話がわかれば、高額ではあるが電話ができる。
でも、案の定「変更キャンセルが効かないチケットだから無理です」というではないか。まあ当たり前だろう。
「無理だと思うが、駅の売り場で聞いてみればいい」とも言われたので、今日はまず駅へ行かなくてはならなくなった。
その前に朝食をと、外に出るとそのホテルのビルの1階にパン屋があった。
モーニングセットのようなものがあったので、頼んでみた。パンと飲み物はオレンジジュースにしてみた。
そこで私は、スペインのオレンジのおいしさに感激した。世界のオレンジを食べたわけではないが、世界一美味しいと思った。少なくとも人生の中で一番おいしいオレンジジュースだった。しかもびっくりするほど安かった。
アトーチャ駅に行ってみた。チケット見せたが、「そのチケットはキャンセルも変更も不可」と冷たく言われた。
予想通りとはいえ、幸先が悪く、「あーフランスへ行かなかったから、こんな目に遭うのか」と、ちょっと恨めしく思った。
本当は少しでもフランスに寄りたかったし、最悪でもトランジットをアムステルダムでなく、パリで出来る便を選びたかった。でも値段も違い、到着時刻も遅くなることもあり、アムステルダム経由便にしたが、今回のスペイン旅行は、行きたかった気持ちはもちろんあったが、フランス好きの私としては、恋人を裏切るような思いが少しあるのだ。