エクスアンプロヴァンスに着き、小さな観光列車(プチ・トラン)を見た彼らが、「これに乗る?」と言った時、「いいよ。乗らなくても」と答えたのだが、すぐ後悔することになる。
日曜日で観光案内所が閉まっていたため、地図もなく歩き始めたが、彼らはどうも不案内なエクスを歩くのはあまり楽しくなさそうにも見えたのだった。
マルセイユとエクスアンプロヴァンスは近いので、良く知っていると思っていた。
が、マルセイユっ子のミッシェルに言わせると、アヴィニョンの南は南仏とは言わないと言い、マルセイユを少し離れるともうテリトリーから外れるということだ。
よって、ランチも大きな失敗だと言った。彼らが選んだお店だったが、ステーキの焼き加減もだめだと言い、ミッシェルはほとんど残したのだ。田舎者?の様に見えるミッシェルだが、中々食にこだわりがあるようだ。
確かにサービスもいまいちだった。予め調べていなかったこともあり、日曜日で休みのところも多かったせいもあるだろう。観光地化された街はお気に召さなかったのかもしれない。
私が頼んだパスタ↓
夫の注文したオムレツ↓(わからないお店では外れがないと思われるのがオムレツ)
口直しに?コーヒーでも、と別の店でコーヒーを飲むことにした。
が、この店もそれほど満足とはいかなかったようだ。そんなこともあり、エクスアンプロヴァンスは期待したほどでもなかった。
20年前に来た時は3月中旬の寒い時で、景色は違って見えた。今回は暖かかったが、日曜日で、人も少なく、活気がないようにも感じられた。夏はまた違うのかもしれない。
以前行ったセザンヌの温もりがまだ残っているように感じられたアトリエもどこだったのか結局見つけられなかった。
教訓になったのは、やはりエクスに何度も来たことのある友人に連れてきてもらうか、自力で来るべきだったということだ。
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