フランス人交友記録

フランス人との交流を通して感じたことを書いています。

「憲兵さん。もっと一緒に乗っていて」

2021-03-14 00:03:20 | 2019年春の旅行(シャンパーニュ・ロワール)

朝、パンケーキを食べた後は、名残を惜しみながら、またアドリアンに送ってもらってRERーD線でパリ・リヨン駅へと向かう。

部屋の窓からの景色↓

ホームでお別れするとき、心なしか寂しそうに見えたアドリアン。今度はいつ会えるのだろう。

パリに向かう途中、憲兵たち4人ほどが途中の駅から乗ってきて、また緊張した。各自自動小銃を携帯している。憲兵がいるので安心と言えば安心だが、そういう路線であるということでもある。

途中で彼らは下車して、また別の列車の警戒に行ってしまった。「おーい・・・もうちょっと一緒にいてよ。」といった気分になり、今度は心細くなった。

 

しかし幸いその後何事もなく、1時間くらいでパリに到着した。アドリアン達が各駅停車しか停まらない駅に住んでいるので、とても時間がかかるのだった。

 

郊外に住んでいたナタリーとフィリップのフィリップも確かこの線で通勤すると言っていたが、朝早い時間は少し乗客の様子が違うのかもしれない。

 

さて、リヨン駅に着いた後は、東駅に住むソフィーのアドバイスに従って、メトロ14号線を使い、途中4号線に乗り換え、東駅に近い駅まで行くことになる。

 

キャリーがあるので、バスで行くほうが乗り換えなくていいのではと思ったが、この乗り換えはソフィーの言う通り、荷物があってもそれほど苦にならない乗換で、便利だった。

 

到着したら、彼らのマンションはすぐそばだ。入り口が二つあるのは知っている。

なぜなら2018年の訪問時、「バカンス中で留守になるので、部屋を使って」と言ってくれて、使い方などをおしえてもらったからだ。しかしその時は折角の提案には添えず、結局マルチーヌが「移動が大変だから、うちに連泊していいよ」との提案を受けることにしたのだった。

 

ご主人のガブリエルはイタリア人のエンジニアで、2人の間に2歳くらいになるラファエルがいる。

前年に会った時はまだ小さな赤ちゃんだったが、言葉を覚え始めていて、お父さんはイタリア語、お母さんはフランス語で話しかけている。そんな場面を初めてみて興味深かった。

 

ランチは魚がメインだった。そして、デザートはガブリエル特製?のティラミスだった。

これは、2014年にソフィーの両親のパリ郊外の別荘に行かせてもらった時、お父さんがごちそうしてくれた。その後、ソフィーにそのティラミスの美味しかった話をしたら、「それはガブリエルのレシピよ」と、そのレシピを教えてもらった。その時以来、私もよく作らせてもらっている。

その本家本元ガブリエルのティラミスだった。かわいいお皿で。

実はソフィーは優秀なエリートということで、その両親が友人というマルチーヌにソフィーを紹介してもらった時、ちょっと緊張した。でも彼女たちが日本に来た時も奈良を案内し、夕食に来てもらったりしたりしたけれど、とても話しやすい感じのいい女性で、いつも「また子供とともに日本に来るのを楽しみにしている」と言っている。

 

昨年ラファエルに次いで女の子が生まれ、しばらくは無理だろうが、2歳のラファエルに日本の本を見せると反応が違うと言って私を喜ばせてくれる。いつかきっと家族一緒に奈良に来てくれることだろう。

 


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