その朝、私はこんな夢を見た。
羽田空港に到着し、はっと気が付いた。なんと!!パスポートを忘れたことに気が付いたのだった。
早めに出たので、前泊のHOTELに戻ればある。(なぜか?)
HOTELまで大急ぎで向かい、パスポートを手にしてまた空港へ。
そこで再び、あっ!! 冬の衣類を入れるのを忘れていることに気づくも、家にはとても戻る時間はない。あーどうしよう。こんなことで他に忘れ物がまた発覚したら・・・と、心配になったところで目が覚めたのだった。
この夢をまだはっきり覚えているその夜、フランソワーズ夫妻から電話があった。
挨拶を交わし、仕事の休暇について話し終わり、「あと一ヶ月を切ったね、会えるまで」と
言おうとしたその時だった。
「実はフランソワが定期健診にひっかかり、心臓の手術をすることになったのよ。
手術後しばらくは車の運転もできないし、パリまで迎えにも行けないし、家に迎えることができなくなったの」
呆然としている私に「でもね、南仏から帰ってきたときには会いたいし、うちで迎えたいわ。それに前半のところもカトリーヌ(共通の友人でその家にも行ったこともあるし、今回も行くかもと思っていた)のところには泊めてもらえるから」と続けた。
とにかく頭と心の整理をして、「大丈夫なの?なにか症状があったの?」と聞いてみると
フランソワは「何もないんだよ。ただ健診の結果がよくなくて」
彼は2010年にバイパス手術をしており、昨年(2021年の夏)にはバカンス先のコルシカ島で体調が悪くなって、ドクターヘリでパリに救急搬送されたのち、カテーテルなどの処置をするために入院したと聞いていた。
3ヶ月ごとの健診で、今年の6月の結果でゴーサインが出たので、今年もコルシカ島へいき、9月にはスペイン、10月後半にはレ・ユニオン島へ行く予定を立てていた。
それなのに・・・・9月の健診の結果がよくなかったそうである。
もちろん、致し方がないことである。
何よりもフランソワの手術の成功とその後の経過がよいことを祈りたいと伝えた。
そして、「後半で会えなくてもまたの機会を待つよ」とも伝えたのだが、
フランソワーズは「いや後半はたぶん大丈夫だし、来てくれないのなら、パリまで会いに行き食事だけでも」と言ってくれた。
オルリー空港に家が近い彼らとは、2週間ほど前に私たちをオルリー空港へ送るための時間を確認してきたところだった。
フランソワーズは私たちの旅行に関して、コロナで何があるかわからないのでフレキシブルな旅程を組んでおくように」と言っていたので、万一に備え、シミュレーションは少しはしていた。
だから、フランソワーズ夫妻に何かがあった場合、オルリーへはパリからタクシーででも行ける。と思っていた。
でもその先は考えていなかった。つまり宿泊先をどうするかということだ。
さて、どうしたらいいものか・・・
正直に言うと、初日のパリのあと、3泊もパリ郊外のフランソワーズ夫妻のところにいると、パリで会う人の日程が後半にしか組めず、かなりタイトになるなあと思っていたので、
その分、パリでゆっくり自由な時間が増えるのは悪くないと思える。
さて、どこに滞在するべきなのか。
まず、マリーエメに連絡してみよう。
そして、まだ後半の日程の確約が取れていないエリック、図書館に、とりあえず、「緊急事態」ということで、連絡を入れた。
図書館は後半の時にはにパリにいると言っていたので、前半はパリにいない可能性が高く無理かもしれない。
もしかしたら小児科医は最後一泊だけなので、前半も都合によっては可能になるかもしれないが、まずは3組の返事を待ってみることにしよう。
前半なので1ヶ月近くあるとはいえ、やはり早く決めないと落ち着かない。
いい返事がなければ、もちろんHOTELやアパート滞在も視野に入れたい。
それはそれで、気持ちは楽である。
それにしても、その朝見た夢は、このアクシデントを暗示していたのかと、少しびっくりした。
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