この緊急事態の後、まず最初にエリックと図書館マダムにSOSを出したが、それに対する返事をもらった直後に、小児科医から帰国便の時間と、その前日宿泊させてもらう時に迎えに行こうかというメールがあった。
やっぱり、小児科医にまず頼むべきだったのか・・と少し思いもしたが、まあ、仕方がない。
なるようになるだろう。
到着日空港まで迎えに来てくれることになっていたアンジェルにも緊急事態を知らせ、「もしかしたら到着日から別のところに泊まるかもしれない。もちろんあなたに会う時間は別途設けたい」と送ったら、彼女からは「問題ないわ。そのほうがよりシンプルならそうしてもいいし、もしやっぱりうちに来るならいつでも待っているわ」と。これは私にとってはパーフェクトな返事と言える。
その後、また荷物の移動日を確認するべく、絵描きのフランソワに立ち寄る日程を送った。
そしてマルチーヌに万が一の時はパリの後半の滞在を2日間から延長できるかと尋ねるメールも送った。
そして、ブリジットにはことの顛末を話し、円滑に運ぶためにどのように書いたらいいのか、と助けを乞うメールを送ったのだった。
この数日後、ブリジットからの返事をもらう前にエリックから返事が届いた。
「前半でも後半でもどちらでもあなたたちの都合のいいほうを選んだらいいよ。そしてもし望むなら、両方でもいいよ」と。
これで一安心。とりあえず野宿の心配?はなくなった。
でもできればエリック夫妻の負担を軽減するためにも、別の方法を考えておきたいと思う。
そしてその翌日、ブリジットから「こんな感じでいいのではないかしら?」という見本のメールも来たので、それをもとに少し変えて、図書館夫妻に送った。
マルチーヌにも野宿の心配はなくなったと送ったのだが、まだ図書館夫妻からもマルチーヌからも返事がない。
いざとなれば、何とかなりそうに思えてきたので、このままもう少し待ってみようと思う。
そして、南仏のアルルのクリスチャンに、「何時ごろ到着すればいいか?」と確認をしたところ、「何時でもいいよ。僕は仕事だけど、ドリス(彼女)が来てくれて(私たちがクリスチャンの家を借りる間、このドリスの家にクリスチャンは行くそうだ)待っているから」と言ってきてくれた。
「クリスチャンは、心がいい」と言ったのは、この人を紹介してくれたアンリの奥さんのアニエスだったが、本当にそう言う人だ。こちらの思いをよく理解してくれている。いつも返事は早く、私たちのために去年から家を空けておくと言ってくれていた。去年、そして今年も春の滞在予定だったので、「いちごの苗をバルコニーに植えておくから食べて」と言ってくれ、とても楽しみにしていた。
それは幻になってしまったが、クリスチャンの心はしっかり受け止めている。
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