今日は、ニースからマルセイユへ向かう日。
3日間ミッシェル夫妻と過ごしたニースだったが、連続して3日間過ごすと言うことは初めてだった。パリに住んでおられた時は、拠点にしてあっちこっちの友人宅をウロウロしていた。
それだけに濃厚な3日間だと思っていたが、何となくやはり物足りない気がした。どうやらいつもフランス旅行の最初と最後はミッシェル夫妻のところにいたので、今回はニースを離れるとこれでもう会えないのかと感傷的な気分になったのだった。
こんな朝ごはんのビスケットをお土産にいただいて↓
そんな朝、ミッシェルさんが言った。「10月19日は大規模なナショナルストライキがあるから、その日の移動は気をつけて。」
しかし、大規模ストライキは2019年の年末に経験済みで、その時友人たちのおかげで乗り越えられたことは記憶に新しい。
だからこの時は、たいして気に留めなかった。
彼らはニース駅まで送ってくれた。徒歩で荷物がなければ5分かかるかどうか。荷物があっても10分もかからない。本当に便利なところである。
TGVに乗るため、ゲートの外でお別れしなければならなかった。
涙が出そうになった。今回の旅行は、90歳目前(2023年1月3日で90歳)のミッシェルさんに会うことが大きな目的だった。コロナで阻まれたその時間は本当に長かったので、次はいつ会えるのだろうと思うと、こみあげてくるものがあった。
しかしそんな感傷とは裏腹にハグとビズでお別れをして、あっさりとTGVに乗り込んだ。どうやら次の目的地のマルセイユの方に頭が行きかけたようだ。この辺フランス人があまり後ろを振り返らず、前に向かっていくのに似てきたのかも。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます