ニースからマルセイユへ向かうTGVで楽しみにしていたのは車窓。
フレンチリビエラと言われる海岸線の景色は美しいはずだったが、窓がびっくりするぐらい汚れていた。これでは新幹線と比較にならない。
せっかく美観を大事にして、線路を作るフランスなのだから、窓の汚れはあまりにも残念過ぎる。
フランスに来ると日本の電車、新幹線のどれもがきれいに清掃されていることを改めて感じる。
2016年は空路でパリに戻ったので、今回はプロヴァンス経由で久しぶりに陸路で戻ることになったが、ずいぶん前にもカンヌからアヴィニョンへ乗ったことがある。
その時は気づかなかったのが、葡萄畑。
途中から葡萄畑がたくさん見えてきた。マニュエルが言っていた。彼らはよく南仏にバカンスに行く。ラ・シオタという駅から彼のおばあちゃんの家が見えるとか、葡萄畑がたくさんあるが、今はオリーブが多く見える季節だとSNSで送られてきた。
ここまでコロナに関しては何の心配もなかったが、ドキッとすることがあった。それは前席の若い旅行者がマスクなしでひどい咳をしていたのだ。
私たちは、もちろんTGVの中でマスクをしているが、公共交通機関以外ではマスクは着用していない。
それ以外対応のしようがないが、この時は改めて、気を引き締めた。
そうこうしているうちに列車はマルセイユのホームに到着した。ほぼ定刻である。
約2時間半くらいだ。
距離にすると長いマルセイユ―パリ間も3時間弱なのは、TGVのスピードに合う良い線路だからだ。逆にマルセイユからニースへ向かう線路はスピードに耐えることができないグレードの線路だから時間がかかるということだ。
さて、待ってくれているのはヴィルジニ!!2010年はリールの駅で待っていてくれた彼女。10年以上経っても変わらない笑顔がそこにあった。
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