自然農あさゆふ通信

谷沿いの小さな集落に移り住んで14年。
山と川に囲まれた田畑や自給生活の様子など、自然農のある暮らしを綴ります。

小麦を製粉して素朴なココアケーキを作る

2021年11月19日 | 自然農のある暮らし

うちでは、田んぼの裏作に、ほぼ毎年、小麦を育てています。

うちの田んぼは、谷沿いの土地で土質が荒く水はけが良いので、

お米にはやや厳しい環境で苦労も多いですが、麦は比較的良く育ちます。

 

 

特に小麦は、お米と並んで主食となる作物ですし、

しっかり確保して暮らしのなかで豊かに生かしたいという想いも強いです。

 

 

私のいのちを養ってくれる穀類への想いは、深いものがあります。

穀類の種をつなぐこと。

穀類を調整して様々に加工する生活。

それをいただく時間。

 

 

秋はお米の収穫の時期でもありますが、

私にとっては、貯蔵しておいた小麦で焼き菓子やパンを焼いて

食べたくなる季節でもあります。

 

 

小麦も、パンも、お菓子も、

お金を出せば簡単に買える世の中ですが、

自分で種を降ろして生長を見守り、

それを調整して食べられるようにするまでの、

ゆったりした時間は、かけがえのないものです。

 

 

うちの小麦、農林61号を家庭用の製粉機で粉にして

ケーキを焼く様子を動画に治めましたので、

よろしければご覧ください。

 

↓↓↓ 小麦を製粉して素朴なココアケーキを作る


簡単で美味しい!大根のお漬物の作り方

2021年11月09日 | 自然農のある暮らし

近所の、大好きなおばあちゃん。

いつも畑や倉庫に座り込んで何かしていて、私が行くとニコニコして、何かくれる。

 

何年も前、いただいた大根とカブのお漬物が美味しかったので、「この前のお漬物の作り方、教えて~」と言ったら、

おばあちゃん「塩で下漬けしてから、酢と砂糖で漬けるんやわ」

私「う~ん、分量は?」

おばあちゃん「大根10kg…、塩3合…、酢3合…、砂糖1kg。大根は皮をむいて、半分に切ってえ…」

私「下漬けは、重しする?」

おばあちゃん「軽くした方が、ええな」

私「下漬けは、何日くらい?」

おばあちゃん「やっぱり4~5日は置く方が、ええわ。水が上がってきたら、ええんやけど」

私「本漬けの前に、水気はしぼるの?」

おばあちゃん「しぼるまでは、せんでも、ええ」

私「本漬けの後は、常温保存?」

おばあちゃん「涼しいところに置といたら、ええさけ」

私「どのくらい持つの」

おばあちゃん「春先まで、食べれるよー」

 

……こんなふうに、質問して教えていただいて、私なりに、漬けるようになった。

 

最初は、見事に失敗した。

「皮むかなくても、いいんじゃない?」と思って、皮付きで漬けたら、美味しくなかった。

今では、毎年欠かさず漬けている。

おばあちゃんの味に近づいてきたかな。

 

常備しているお漬物があると、本当にいい。

普段の食卓にはもちろん、人の家に呼ばれていく時に持って行ったり、何かのお礼に差し上げたり、お客さんが来て急に飲み会になったりしても、さっと切って出せる。

なかなか好評。

 

おばあちゃんの分量は、ざっくりなので、私なりに分量を整理して、誰でも作りやすいように解説してみました。

大根が美味しくなるこれからの季節、よろしければ漬けてみてくださいねー。

 

▼簡単で美味しい!大根のお漬物づくり