自然農あさゆふ通信

谷沿いの小さな集落に移り住んで14年。
山と川に囲まれた田畑や自給生活の様子など、自然農のある暮らしを綴ります。

【主食を育てる暮らし】自然農田の稲の出穂~登熟~稲架立て~稲刈り~稲架干しまでの様子

2022年01月30日 | 自然農のある暮らし

9月中旬、お米の穂が出そろい、

次々に花を咲かせました。

 

11月中旬、お米の種降ろしから半年、

ようやく実りの季節をむかえました。

 

稲刈りの前に、稲架を立てます。

 

稲刈り。

手鎌で刈って、昨年の稲わらで束ねていきます。

今年のお米作りの課題は、

健康で倒れない稲を育てることでした。

昨年は、稲の病気と倒伏がひどかったのです。

今年も少し倒れてしまいましたが、

昨年よりも、ずいぶん健康に育ったと思います。

 

稲架かけ。

稲は2週間~1カ月程度、稲架で乾燥させます。

大好きなお米作り。

無事に収穫できて嬉しいです😊

 

稲の出穂~登熟~稲架立て~稲刈り~稲架干しまでの様子を

動画に記録しましたので、よろしければご覧ください。

↓ ↓ ↓

【主食を育てる暮らし】自然農田の稲刈り🌾


手作りコンニャク ~蒟蒻芋と灰汁の自給~

2022年01月22日 | 自然農のある暮らし

コンニャクを作りました。

薪ストーブから出た灰で取った灰汁(アク)を使って作ります。

アクでもって、アクを抜く。

昔の人の智恵は、すごいですね。

 

地元のおばあちゃんから教えていただいた灰汁の取り方は一度にたくさんできるので、

一升瓶に入れて保存しておけば、いつでも好きな時に蒟蒻を作ることができます。

 

灰汁の取り方と、蒟蒻の作り方は、

動画で詳しくご紹介しているので、

よろしければご覧ください。

 

▼「コンニャクを作る」前編 “灰汁作り” 

 

▼「コンニャクを作る」後編 "生芋と灰汁で蒟蒻作り"

 

うちみたいな、石だらけのガラ土でも、

蒟蒻芋はよく育ちます。

ニョッキリした、この姿が、たまらなく好きです。

種芋は、部屋の中で温かくして保存しているので、

また春になったら植えたいと思います。

 

蒟蒻芋の保存方法は、下のサイトでご紹介しています😊

▼自然農・いのちのことわり 「蒟蒻芋の保存」

 


畑とつながる自家製白菜キムチの作り方~韓国唐辛子の自給~

2022年01月18日 | 自然農のある暮らし

なんとなく毎年、白菜キムチを漬けるようになりました。

白菜、大根、人参、ネギ、生姜、ニンニク、ゴマなどの野菜は、

うちの畑で育っているものを使います。

そして、キムチにはやっぱり韓国唐辛子!

ということで、

昨年から唐辛子も育ててみています。

秋になると実が真っ赤に色づいてきます。

昨年は丸のまま干したら、

中が、カビてしまったものが出たので、

今年は全部、ハサミで縦に切って種を取り除いてから干しました。

この干し方は、大成功!

ひとつもカビなかったし、乾くのがとても速かったです。


カラカラに乾いた唐辛子を、

ミキサーで粉にしました。

サラサラ~、いい感じに粉になりました。

作業中は、ポリ手袋にマスクの完全防備で。

量は少ないですが、綺麗な唐辛子粉ができて、

嬉しかったです。

 

いよいよ、キムチ作り!

白菜を洗って3~4cmに切り、

塩をよくまぶして容器に入れ重石をします。

途中で一度、上下を返します。

一晩置いて、しっかり水が上がっていることを確認。

大根と人参も抜いてきて、千切りにしました。

ネギも収穫してきたら、

細い斜め切りにします。

 

ヤンニョムの材料を合わせて、本漬の準備。

水気を切った白菜とヤンニョムを、

容器の中でしっかり混ぜ合わせたら、出来上がりです。

 

詳しい分量や手順などは、COOKPADにアップしました。

↓↓↓

自家製キムチの作り方 by Mikako☆自然農

下漬と本漬、2日間で作ります。切ってから漬けるので食べる時に楽ちん。毎年少しずつ分量を変えて、美味しくなってきました☆

 

 

 

うちの韓国唐辛子粉を使ったら、

とっても辛いけれど、美味しいキムチになりました。

私は辛いのが得意ではないので、

甘口の韓国唐辛子の品種を探してみようかなと思っています。

良い種があれば、教えてください~😊

自家製キムチは、そのまま食べるのも良いですが、

料理に使うと、これがまた美味しい!

キムチ鍋は、味噌で味を整えると最高です。

チヂミに入れたり、豚キムチ、イカキムチ等の炒め物も、

美味しいですよね🤤


【自然農で蕪栽培】種降ろし~間引き~収穫~マスタードマリネ

2022年01月13日 | 自然農のある暮らし

9月下旬、天王寺かぶの種を降ろしました。

種は基本的に自家採種をしていますが、

アブラナ科は交配しやすいので、

今回のように購入する場合もあります。

種を降ろすところに作付け縄をはって、

その部分だけ草を丁寧に刈り、

鍬で整えていきます。

鎌や鍬などの手道具を使っての作業です。

小さな小さな、蕪の種。

この一粒一粒が、いのちを宿しています。

湿りを保つために、

降ろした種の上から青草を被せます。

8日後には芽が出そろい、間引きの作業をしました。

間引きという作業は、結構好きです。

たくさん発芽していたら、

間を抜いて風通しを良くしてあげるような気持ちで、

バッ、バッと抜いていきます。

ハサミでカットしていく時もあります。

その時の気分と、やりやすさで。

間引いた葉っぱは、

サラダや塩もみにして食してもいいし、

その場に敷いてもいいです。

間引かれたものは、そこで命を終えます。

間引かれなかったものは生き延びるけれど、

最後には私に食べられます。

食べられた生き物の中に入り、

そしてまた巡っていきます。

2か月後の11月。

間引きを繰り返して、収穫期をむかえました。

健やかに育った野菜は、本当に美しいですね。

大好きなレシピは、マスタードマリネ。

 

天王寺蕪の種降ろしから、収穫、料理までを、

動画に記録しましたので、

よろしければ、ご覧ください。
↓ ↓ ↓

 

 

動画の前半では、自然農での基本の筋蒔きの方法をご紹介。

このやり方は蕪だけでなく、

大根、人参、ゴボウ等の根菜や、

小松菜、チンゲンサイ、白菜、レタス、春菊、山東菜、菜花、

野沢菜、カツオ菜等の葉物野菜にも応用できます。

 

動画の後半では、健康に育った蕪の収穫と、

料理のひとコマをご紹介。

マスタードマリネのレシピもあります!


田畑とつながる注連縄とおせち

2022年01月02日 | 自然農のある暮らし

年末から体調をくずしてしまい、

お掃除などは全然できず、けっこう散らかっています。

でも少し持ち直してきたので、

なんとか、しめ縄は作ることができました。

今年は背の高い赤米のワラで作ったので、円が大きいです!

 

家の前の田んぼでお米を育てて12年になります。

昨年も、4月に種籾を降ろして、

6月に田植えして、

夏は草管理と水管理、

そして11月に稲刈り、

12月に脱穀をすることができました。

そして年末にはやはり、

感謝の想いをこめて注連縄を欠かさず作っています。

 

年が明けてから、おせちを作りました。

 

外側から時計回りに、

たつくり、

田んぼの畦で育った黒豆、

ブリの照り焼き、

きんぴらごぼう(大浦太ごぼう)、

煮しめ(里芋、人参、ごぼう、ぎんなん)、

柚子かぶ(天王寺かぶ)、

サツマイモ(紅はるか)とカブの蒸し焼き。

仕切りは小松菜の葉で、飾りは裏山の南天。

うちの野菜で作ったおせちは、素朴ながら味わい深く。

 

今年も身体に無理をせず、

一瞬一瞬を大切に生きていきたいと思います。

 

うちのお米作りの様子を動画で公開していますので、

よろしければご覧ください。

 

チャンネル → Mikako/自然農のある暮らし

プレイリスト → 主食を育てる暮らし

 

↓↓ 苗床作りの様子 ↓↓

 

↓↓ 田んぼの畦塗りの様子 ↓↓

 

↓↓ 田植えの様子 ↓↓

 

↓↓ 田んぼの草刈りの様子 ↓↓

 

稲刈りと脱穀の様子は、これから編集して公開する予定です。

ぼちぼちやっていきますー。