せいさく思案虫

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『銀河市民』ロバート・A・ハインライン

2006年11月11日 | どくしょ
この本は、ハインラインの作品の中でも初期の方の作品『スターファイター』の一つ前の作品で、三毛が生まれるず~と前に書かれてたりします。
この頃のハインラインの作品は、若い人が主人公で物語の中で成長していく様子がリアルに表現してあって、とてもパワーのある物語に仕上がってます。
この本は、奴隷市場の競が開かれている場面で、中々買い手が付かない主人公の少年ソービーが、なんと!片目片足の老乞食に落札されると言う、インパクトの強い出だしで始まっています。でも、実は、この乞食は類稀無い、知性と人格の持ち主で、ソービーを、息子として扱い、とても賢く、勇気と正義感のある人物に育つ基礎を教育するのですが、まだソービーが少年の間にある事件が起きて無くなってしまい、それに寄ってソービーは、宇宙に旅立って行き、さまざまな経験をし成長していき、そして最初の養父の老乞食が実は何者であったかを知り、ソービー自身も奴隷になる前自分自身記憶に無い出生を知ることになります。故郷の星に帰り、更に成長すべく困難に立ち向かい、最後には、養父の志を受け継ぐべき使命を追おうと決意する。
と、まぁ、あらすじはこんな感じですが、ものすごくスケールの大きな話で、ハラハラ・ドキドキしながら、途中で中断すると、先が気になって、2日で一気に読んじゃいましたぁw
また、この主人公が、最初は、本当に幼かったのが、色んな人に教えられ支えられしながら最後には凄く立派に成長し、どんな状況にも立ち向かえるような、たくましく・かっこいい若者に育って行くんですよねぇ。
ハインラインの作品は結構読んだつもりだけど、まだまだ読んで無い物も多くて、読むたびに前とは違う新しいハインラインの好きな部分に出会える感じがします。
コメント
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