同行した友人が「派手なシーンがほとんど無いのに、印象に残る演技だねえ」と主人公を演じた俳優さんについて熱心に語っていました。
一番派手な爆弾のシーンは映画の導入部ともいえる初めの方に出てきてしまいます。
後は俳優さんによる人間ドラマにグイグイ引き込まれました。

主人公、凄くいい演技なんです。
全然カッコよく無いんだけど、細かな仕草や背中、そして目線の強さと弱さが、リチャード・ジュエルを迫真の演技で表現していました。
実在の人物だということが、まざまざと伝わってきました。
クリント・イーストウッド監督はキャスティングが本当に上手い。そして「影」の使い方が印象的。
(今年で90歳だって!!!)

わたしは、クリント・イーストウッドの「ダーティーハリー」の頃から大ファンなんです。
まだ子供の頃で、テレビで放映される映画にかじりつきで観ていました。
その頃脂の乗った俳優さんでしたから、40年経って90歳…今でもカッコいい。
そして監督としての才能が際立っている。
今回の主人公も「大抜擢!」だそうです。
周りを実力派の俳優さんたちが固めています。
1/17からの公開です。
静かなドラマですが、人の強さと弱さをしみじみと感じる映画です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます