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こんにちは、ロングです。
私事で恐縮ですが、実は僕の妻が去年の春頃から妊娠しておりまして、先日無事出産を迎え、第2子(次男)が誕生しました。
そのため、しばらく育児や家事手伝い等で当ブログはのんびり更新となる可能性があります。
時間のある時に書いていきますが、今後とも時々お読みいただければ幸いです。
よろしくお願い致します。
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妻が出産を迎える少し前、ミニ四駆をいじっていた時にナットとワッシャーを床に落とし、気づかなかったことがありまして...
妻「ちょっとなんか細かいのが落ちてるんだけど!赤ちゃんがハイハイしだしたら危ないでしょー。やめてよねー」
と、妻に発見され、怒られてしまいました。
だんだんミニ四駆を触ることに肩身が狭くなりそうです...。
もちろん赤ちゃんのために気をつけないといけないし僕が悪いのですが、
そのうち自宅でミニ四駆禁止令が出てしまったらどうしよう...。
改造する時は、コジマ電機のピット席など、どこか外でやらないといけなくなるかもしれません。困ったなぁ...。自分専用の作業スペースが欲しいものです...。小さなお子様がいらっしゃるミニ四駆レーサーの方も多いと思うのですが、皆さんはどうしてるのでしょうか...。最近気になっております...。
大会終了後、出場者の皆さんはほぼ帰られ、大会サーキットは一般無料開放となり、子供たちの遊び場と化していました。
そんな中....
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アンビ君「悪いけどロング君のマシン貸してくれる?」
アンビ君がボクのアキオと、くろすけを試走させて問題点を追求し始めました。
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何度も何度もマシンを試走させるアンビ君...。
よっぽど悔しかったようです。
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子供たちが遊ぶ中でも無心で研究しています...。
やる気スイッチが入ったのでしょう...。
特にあの赤い急な坂には、何度も走らせて注視していました。
しばらくして子供たちが増えてきたので、そろそろ僕たちも撤収しないかい、とアンビ君に声をかけようとしたその時...
僕(あ....あの人は.....)
とある一人の出場者さんが戻ってこられ、自身のマシンを走らせ始めたのです。
そう...このお方、優勝とまではいかなかったものの、トーナメント上位まで勝ち進まれていた、実力者さん(男性で40歳代くらい)でありました。
僕は自分が負けた後も出場者たちのレースを見学していたので、よーく覚えていたのです。
彼のマシンは....やはり速い。
たった今アンビ君が僕たちのマシンを走らせていたため、対比でよく分かります。
本当に、どうしたらあんなに速くなるのだろう...。
モーターをとんでもなくブレークインしているとか...?
ここで、僕は意を決して彼に声をかけてみることにしました。
僕「すみません、さっきの大会で上位まで勝ち残っていらっしゃった方ですよね?てか、めちゃくちゃ速いですよね。どうやったらそんなに速くなるのですか???」
...と。
彼はとても紳士なお方で、僕たちに様々な有益情報を教えて下さいました。
この出会い....まさにターニングポイントとも言えるくらいの、僕たちのミニ四駆活動が大きく進化するであろう、重要な出会いでありました...。
①ギアについて
僕「あの....その速さ、やはりモーターを大きくブレークインしているのですか???」
彼「ん~、私のはハイパーダッシュモーターで、27000~28000回転くらいですね。慣らした程度で、大きなブレークインはしていませんよ」
僕「え!?」
驚きました。モーターが違うとはいえ、僕の使うマッハダッシュモーターも27000回転程度でしたので、ほとんど差がなかったのです。
彼「それよりも...速くするには、いくつか大事なポイントがありますよ。まずはギアですかね。ちょっと失礼」
彼は僕のアキオと、アンビ君のくろすけを持ってスイッチを入れ、タイヤの回転音などをチェックし始めました。
彼「あーーーーなるほどね。よし、私のマシンを持ってスイッチを入れてみて」
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↑こちら、MAシャーシをベースとする彼のマシン。
(後学のために写真を撮らせてもらったのですが、ブログに載せる許可を頂いていなかったので、こちらはスマホアプリで色と質感を加工しております)
彼はそういうと、惜しげもなくマシンを見せて、触らせてくれました。
アンビ君「えーと................!! これは....!?」
僕「.....音が....軽い!?」
そう...僕たちのマシンのタイヤ回転音をギャーーーーーとすると、彼のマシンはシャーーーーーというとても静かな音だったのです。
彼「スイッチをON・OFFと繰り返してみて。分かるかなー?」
僕たちは言われた通り、彼のマシンと、僕らのマシンをそれぞれON・OFFと繰り返してみました。
そしてわかったのが、
・彼のマシンの駆動音・・・・シャシャシャシャシャ
・僕たちのマシンの駆動音・・・・ジャジャジャジャジャ(ぐわんぐわんと、揺れる感じ)
上手に表現できず恐縮ですが、とにかく彼のマシンには音と、ギアの駆動の軽さを感じることができました。
彼「ギアのかみ合わせも大切だけど、あとはカウンターギアを固定して揺れないようにするとスピードがでますよ」
(この件は後日、改めて詳しく記事にしますm(_ _)m )
②タイヤについて
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彼「もうひとつスピードを上げる方法としては...このタイヤ」
僕「皆さんこんな感じ ↑ のタイヤにされていますよね?これは?」
彼「タイヤのゴム全体を削って軽量化し、さらに外側(赤色)を内側(黒色)より薄くすることで地面との接地面を減らしています(黒色部分だけ地面に接地)。ほら、競輪自転車の要領ですよ。マウンテンバイクのような太いタイヤの自転車より、細いタイヤの自転車ってスピードが出てるでしょ?」
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確かに...競輪の自転車って速いし、タイヤが細いですよね。
そうか...そうやって地面との摩擦抵抗を減らしていることで、速度を上げていたのか...これは盲点でした。
(後で気づいたのですが、そういえば是清の初期タイヤってバレルタイヤという地面との接地面が少ないタイヤだったなぁ。あれもきっと速くなるタイヤなのでしょう。
③MSフレキ
彼「速度アップはこれくらいとして...次は立体コースに対し、マシンの着地を安定させるためには...これ。このへん...触ってごらん?」
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↑ 先ほどのマシンと似ていますが、こちらはMSシャーシといって、MAと同じくミニ四駆PROシリーズ(両軸モーター)のものであるものの、全く別物のマシンでありました。
僕「ちょっ!!! なにこれ!!? シャーシがヘコむ!!?」
彼「MSフレキっていうんだけど、メジャーな改造だよ」
そう...シャーシの真ん中部分(モーターと電池のあるところ)を指で押してみるとクイっとヘコむ仕様になっていたのです。
どういうことかと言うと、
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上図の通り、MSシャーシは前後と中央の3分割に分かれることのできる唯一のシャーシ。
MAシャーシとは違い、分割することでメンテのしやすさと、高い剛性を誇るシャーシなんだそうです。
その分割するつなぎ目の辺りに...
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バネを仕込むことで、いわゆる車のサスペンションのような働きをする、とんでもない改造でありました...。正直、僕はこれに一番ショックを受けました。
彼「この動きに至るまでは結構苦労してるんだけど、ネットにいろいろ載ってるから研究してごらん。とりあえず1か月くらい、なんどか挑戦して納得するまで試してみるといいよ」
④ヒクオについて
彼「やっぱりこれが車体を安定させる、一番大事な改造かな。マスダンパーをつけるだけより、もっと安定性が増すよ」
僕(あー...あのボディがパカパカするやつかぁ)
彼「マシンがジャンプして宙に浮いた時にヒクオは開きだすから、着地して初めて動くマスダンパーより一歩挙動が速いし...」
僕(あれねー....やっぱ必要なのかna...)
彼「マシンが着地して跳ね上がろうとする時にヒクオがシャーシを叩いて抑え込み、さらに後からマスダンパーが落下してきて反動を相殺することで...」
僕(う~ん....あのボディパカパカ....ダサいんだよなぁ....あれなぁ...)
↑せっかく説明して下さっていたのに(すみません...)、
正直言うと、僕はあのパカパカがダサいなぁと思っていたので少し悩みました。
やっぱり あれ、やらないとダメ?
みんなパカパカしてたけど、一緒に並んでパカパカしないといけない?
う、う~ん....どうしよう....
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その後細かい部分も含め、かれこれ1時間以上はご親切に教えて頂き、大変ありがたいものでした。あの紳士さん...本当にありがとうございました...!!!
(ヒクオの時は少し集中せずに聞いてしまいました...すみません><)
こうして、様々な有益情報を得ることができた僕とアンビ君。
素人の僕たちがノリで参加したコジマ電機の大会....
世間との差と知ることができました。
まだまだ至らない部分に気づくこともできました。
とても有意義でありました!!
次からマシンを一から見直し、レベルをドンと上げて次の大会に臨んでみたいと思います...!!
これにてコジマ電機の大会編は終了です。
次回、活動を一から見直し、がっつり改造と検証をしていきたいと思います!
おわり
たま~にポチっとお願いします!
私も昨年子供が産まれてからミニ四駆を触る意識が変わりました。
というのもヒクオをはじめ加工の際に出る削りカスの人体へのリスクです。
プラスチックは単純に踏んだりすると痛いだけですが、FRPやカーボンを削った際に出る粉は吸うと肺に刺さります。
大人子供関係なくとても有害です。
別の部屋で削っても粉は舞い髪や身体に付着します。100均等の部品で集塵機を作りましたが、100%吸い込めていないと思います。
その粉が子供と触れ合う時に落ちてきて子供が吸うとなると…私は突き詰める加工はしない様になりました。
ミニ四駆を突き詰めて行くと、シャーシやプレートやタイヤ等削る作業が発生します。
ただしその作業は子供様奥様の健康にもリスクが発生します。
単純に育児でお時間が取れないかもしれませんが、ご家族皆様の健康被害にも十分ご注意下さい。
長文偉そうに失礼いたしました。ブログいつも楽しく拝見させていただいております!
お久しぶりです!ありがとうございます!
かるふさんも昨年お子様がお生まれになったっということは、僕と同世代でしょうか。しかしコメントの内容...かなり衝撃であります><
そうですか...粉塵が肺に刺さると...マジですか><
ブログの通り、加工は基本的に6畳間で、一人で行っておりますので妻と子どもの前では極力やっておりませんが、自分自身がくらっているかもしれません...orz
それに妻と子がその6畳間に入った時もリスクは0とは言い切れませんね。
そうですか...かるふさんは集塵機なんてものも作成されているのですね。凄いの一言です...!参考になります!
ん~~~なるほど、突き詰めるとかるふさんはご自宅ではされていないようですね...。僕もそうしようかな...どこで加工しよう...。自宅の庭...?この時期は寒いから地獄だ~><
後日記事になりますが、先日僕とアンビ君はめちゃくちゃあるモノを削っておりました...二人ともヤバいなぁ...(泣)
ハッキリ言ってかなり有益な情報でした!本当にありがとうございます!
私が神経質なだけかもしれませんが(^^;
ただ、FRPはガラス繊維ですので特に注意が必要かと思います。
集塵機はyoutuberのさ○ちゅうさん(今はクロ○クルさん)の動画に以前上がっていた物を参考にしてみました!
それを作る前はゴツいダンボールにゴミ袋用の透明ビニールを被せて腕を入れて箱の中で作業していましたが、粉塵がビニールに飛んで来きてだんだん視界が悪くなる点と置き場所に困る点が難点でした。腕を出す際に一緒に粉も出てきます。
外で作業していた時期もありましたよ〜。
おっしゃる通り季節によって地獄なのと、基本夜の作業なのでセンサーライトの下だったのでかなり怪しかったと思います。
また、風向きによってモロに粉塵が飛んできます。
その時は外に電源が無いのでタミヤの工作キットのリューターを使っていました!
どちらにせよゴーグルやマスクはされた方が安全ですね^ ^
室内でされる場合は出た粉を拭き取れる赤ちゃんのお尻拭きが便利です。
加工したFRPやカーボンの断面やテーブルを拭くのにもオススメです。
MSフレキ楽しみにしております〜♪