ミニ四駆、もう一度始めてみたよ

少年時代に夢中でいじったミニ四駆を、20数年ぶりに再開してみた素人の活動日記です。

23 聖域なき構造改革を実行したよ【後編】

2019-05-17 | ミニ四駆

うおおおおお!!どうすりゃいいんだ~~!!!
...からの後編です。若干投げやりのロングです。こんにちは...


いや~だってね、まさかこの時点でコースアウトしまくるとは思いもよらなかった訳ですよ。昔は強いモーター載せてコースアウトすることは多々ありましたが...ノーマルモーターでコースアウトだよ?こんな経験はありませんでした。

バンバンコースアウトするので、そのうちボディが壊れるんじゃないかと心配してしまいます。やっぱりボディやシャーシを軽くしたことがまずかったのでしょうか...
どちらも削ってしまったので後戻りができません...まさに大後悔。大後悔時代の幕開けって感じです。いや、なに上手いこと言ってんだよと。そんなこと言ってる場合じゃないぞと...




先日、珍しく僕と妻が平日休みを取れたので、久しぶりにデートと洒落込んで映画を観に行きました。

観に行った映画は「キングダム」。



面白いですよね~キングダム。僕の大好きな漫画です。
(集英社さんの週刊ヤングジャンプで連載中です)

今回実写化したのでとても楽しみにしていました。キングダムをご存じない方は是非!巷では「千年に一度の漫画」とも評されるほどで本当に面白いです。すごく燃える、熱~い漫画です。ご存じない方は映画からではなく、まずは原作の漫画を読んで頂きたいですね~。僕の人生の中で一番の最高傑作の漫画であります。

元々僕が好きで単行本を集めていたのですが、嫁も興味をもって読んでくれるようになり、今はキングダム大好き夫婦となっております。

簡単にご紹介しますと、キングダムとは古代の中国「春秋戦国時代」を舞台に、割拠する7か国が覇権を争う戦争物の漫画であります。そして中華の西側を拠点とする秦国の若き王「嬴政 (えいせい)」(後の秦の始皇帝)を支える「信」という下僕の少年がバンバン活躍していく痛快ストーリーなんですね。

秦国がライバルの6か国を倒して中華統一っていうのが大筋のテーマなんですが、面白いことに2006年の連載開始から13年が経過する中、なんとまだ7か国のうち1か国も滅びてないという前代未聞の超大作なんですよ。これ作者の命が尽きる前に終わるの?とネット上でネタにされていたりするのですが、しかしですね、本当に物語が中だるみしないと言いますか、連載中ずっとテンションが上がりぱなしで失速していないのが特徴なんです。登場人物たちの個性が際立っていたり、絶望からの大逆転劇という演出がとても上手いです。男女問わず絶対に読んで頂きたい漫画であります。

でね、秦国からさらに西方の山深い地域を支配する山の民の王「楊端和」っていうのがいましてね、


これがきれいなお姉さんというジャンルで設定されていまして、
(きれいなお姉さんは大好物です)


今回の映画では長澤まさみが演じています。再現クオリティはなかなかのもの。





妻は「かっこ良かったねー。観に行けて良かった♪」と喜んでくれた中、僕はチラリと垣間見える長澤まさみの太ももに眼光を鋭く光らせ「むむ、これはけしからん太ももだ..(心のセリフ)」と食い入るように鑑賞させてもらいました。いや~えがったわい。太ももの影響かその日の夜は久しぶりに妻をやっつけてしまいましたよ。


ふう.....さて、賢者タイムに入りましたのでミニ四駆の改造を再開するとしましょう。




前回の話をもう一度振り返ってみます。



軽量化前のこの時は新記録16.29秒のタイムをたたき出し、走行も安定していました。(前後のローラー幅11.3cm)



ところがボディの軽量化と、中空シャフトの導入による大幅な重量減によって走行は安定しなくなり、コースアウトばかりするようになってしまいました。
ローラー幅を11.3cmから公式ルールの10.5cmにまで縮小してもコースアウトは止まりません...

つまり、
135.3g(安定)> ? (安定)>126.5g(不安定) 
の式があるようで、「?」の分岐点がどこなのかがポイントになりそうです。




重量を上げる かつ カーブの安定性を考え、まずはファーストトライセットの見本に従い、後ろのローラーを2段にしてみました。

そういえばアンビ君も後ろのローラーは2段にしていました。

ミニ四駆関連のブログをいくつか拝見しましても、大体の方々が後ろのローラーを2段にすることでカーブ時の安定性が増すと書いていらっしゃいました。


重量は126.5gから4.2g増の130.7gです。

せっかく頑張った軽量化が少々無駄になってしまった形ですが、しかし安定しなければ意味がありません...。単に錘を加えたという訳ではないので、果たして2段ローラーが有効かどうか...実験走行してみます。

頼むぜ~~これ以上コースアウトが続くとボディが心配だよ~~






安定したっ!?

突然コースアウトしなくなりました!うおーーー!
びっくり仰天!驚き桃の木山椒の木ってね!いや、こいつはたまげましたよ。

何周か走らせてみましたが、やはり問題なく走行してくれたのです。
こんなちょっとの差だったんだ......2段ローラー...優秀すぎかよ!

走行をしばらく観察していると、カーブの安定感だけではなく、交差ポイントの下り坂でもある発見に気づきました。




今までは勢い余ってジャンプ気味になっていた下り道、後ろを2段ローラーにすることで下部のローラーがコースに引っかかり、ブレーキの役目をしている気がしました(多分)

ファーストトライセットの見本通りに早くすべきでした。
またコースアウトするようなら、次は前(フロント)も2段にしてみようかな。
でもとりあえず現段階で安定しているので、フロントは1つでいってみたいと思います(金がないです)


2段ローラーでいきなり解決することができ、スッキリ解決!
冷静に思考力を巡らす賢者タイム....時には大切ですね。
いやいや今の時間は大賢者タイムといってもいいかもしれない。正に悟りですよ。
長澤まさみの太ももに感謝し、今日という日を忘れず胸に刻むこととしよう。




よっしゃ~~、50m走で実測してみますよ~~


わっしょ~~~い!!
でました!新記録!
これまで目にしてこなかった初めての15秒台!すんげぇです!

この結果から考察すると、先ほどの予想の
135.3g(安定)> ? (安定)>126.5g(不安定)
の「?」に入る数字は、130.7gということになります。





ここでもう一つ、新たなパーツを導入して重量を調整してみようと思います。


後ろ用のカーボン製プレートです。お値段900円と少々高め...。
こんな小さな板、100均で売ってそうなものを...タミヤさんぼろ儲けですな。
近所のおもちゃ屋さんで買ったのですが、手持ちのお金が少なかったのでとりあえず後ろ用だけ購入してきました。

つい最近ファーストトライセットのFRPプレートを導入したばかりなのですが.....この度は聖域なき構造改革と銘打ってますので仕方ありません(泣)



重量はFRP製に比べ、カーボン製のほうが軽いようです。




再び重量は130gを切りました。この辺りを行ったり来たりだなー。

2段ローラーを信じ、再度実測と参りましょう。




キタ━━━(゚∀゚)━━━!! 

おおおお!初の14秒台!!ギリギリだけど!!
さっき15秒台を記録したばかりなのに!!
すげー!進化が止まらないぜーー!!
900円が無駄にならなくてよかった!!



135.3g(安定)>  129.4g(安定)>126.5g(不安定) 
の式が成り立ちました。



しかしどうでしょう、ここで一つ疑問が浮かびます。

 ①129g~130g程度の重量が必要だったのか?
 ②2段ローラーが優秀なの?

①と②、どちらが正しいのかということです。


一旦ボディとストッパーを外し、重量118.5gで実測してみたいと思います。




重量118.5gでもコースアウトしない!!




2段ローラー最強かよ!!

本当に驚きを禁じえません。ここまでの結果とは。
もう2段ローラーが手放せませんね!

135.3g(安定)> ? (安定)>126.5g(不安定)
の仮説は全く無意味と言ってよいでしょう。
2段ローラーのお蔭でまだまだ軽量化しても大丈夫ということです。






軽量化したボディが無駄にならなくてよかった...;;





しめ縄君DUEL FORMよ...

よくぞこの聖域なき構造改革に耐えてくれた...

痛みに耐えて、よく頑張った!!感動した!!



次回、更なる高みを目指してみます!
(でも完全に金欠です!)


おわり




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6 コメント

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Unknown (F)
2019-05-20 21:45:04
どうも、Fです。
これからもご贔屓にお願いいたします。
ただ
私のブログに有益な情報があるかは
保証の範囲ではありませんが(笑

記録更新おめでとうございます!
これでライバルをぶっちぎりですね。
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Unknown (mini4-restart)
2019-05-22 09:53:04
F様へ

やはりあのF様でしたか!お返事遅くなりすみませんでした。
いえいえ、20数年ぶりに復帰した僕にとっては大変参考になっております。
ただレベルが上過ぎて僕のしめ縄君が追いつく日はいつの日やら..
こちらこそ、今後ともご贔屓によろしくお願い致します!

はい、まもなくアンビ君と再戦です!頑張ります!
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Unknown (クライフ)
2019-05-23 09:08:53
一応公式ルールでは、ミニ四駆一台に取り付けられるローラーは、六個までと決まってるので、、、前後にローラーを二段にして取り付けるのは、できないんですよね、、、代わりにタミヤさんの方から、あらかじめ二段になって、一個のローラーなどもあるのでそちらをつかってみればどうでしょう?

しめ縄くんどんどん進化してますね!頑張ってください!
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Unknown (mini4-restart)
2019-05-24 07:00:51
クライフ様へ

ありがとうございます!
はい、公式ルールだと6個とか、特別ルールで無制限とか色々あるようですね。最近知りました!面倒くさがりやの僕には少々辛いところもありますが、ぼちぼち覚えていきます...。
二段になって、一個のローラー?そんなものもあるのですねぇ。こちらはカタログで確認してみます!
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千年マルテンサイト (グローバルサムライ)
2024-03-09 05:43:37
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタインの理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズムにんげんの考えることを模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。どこか日本らしさのある多神教的でなつかしさのあるなにかによって。
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マルテンサイト千年 (グローバル・サムライ)
2024-07-20 00:25:06
やはり世界を引っ張るハイブリッド日本車の技術力の前に、EVシフトは不調をきたしていますね。特にエンジンのトライボロジー技術はほかの力学系マシンへの応用展開が期待されるところですね。いくらデジタルテクノロジーを駆使しても、つばぜり合いは力学系マシン分野がCO2排出削減技術にかかってくるのだとおもわれます。
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