ミニ四駆、もう一度始めてみたよ

少年時代に夢中でいじったミニ四駆を、20数年ぶりに再開してみた素人の活動日記です。

76 ATバンパーを作ってみたよ【後編】

2020-03-13 | ミニ四駆
こんにちは、ロングです。


前回の続きより、今回はカーボンでATバンパーを作ってみようと思います。





前回作成したATバンパーの材料はこれらのFRPプレートを使いました。
比較的安く作れることもあり、巷では人気のATバンパーなんだそうです。
その証拠に、上記材料のカーボン版は需要が逼迫しているそうで...


2020年3月現在、アマゾンでは売り切れの有り様...。
店頭でもまず見かけることはありません...。


そうなると頼みの綱はオークション等のサイトになりますが...





定価の倍程度で取引されている状況です...。
そこまでして買うのはなぁ...どうも買う気が失せてしまいます...。
でも入札入ってるんだよなぁ...。
(くそったれ~!転売ヤーたちめぇ~~!!ていうかタミヤさん!もっと量産を!)

僕はこういうのに反骨心というかすぐ対抗意識が出てくるほうなので、なんとか他のカーボンで安く作ってみたい...。

それと、ピボットの支えとなるゴムが個人的にあまり好きではないので(少しかっこ悪い...)、なんとかバネで作ってみたい...。

ネットでは「バネピボット」という紹介例があるにはあるのですが、
MSフレキやATバンパーと比べて作成手順まで紹介しているところはかなり少ないです。

ネットに載せられていた画像をかき集め、それらを参考に僕なりに作成してみましたので、ご紹介していきたいと思います。読者様の参考になれば幸いです。








今回用意するのは画像のカーボンプレート4枚。
A・B ・・・ HG 13・19mm カーボンマルチ補強プレート(2枚で約1000円)
C・D ・・・ HG カーボンフロントワイドステー 1.5mm(1枚1000円)

加工手順の説明上、A~Dと記しておきます。




ちなみに、こちらはあまり人気がないのか、加工しにくいプレートなのか、安く売られてしまっているので(2020年3月現在)、せっかくなのでこいつを使っていきたいと思います。
(主な製造国はアメリカだそうです。へ~!)



1 : A、B、Cのプレートを切断



赤い線に合わせ、それぞれ切断していきます。
タミヤのロゴである、2つの☆マークの真ん中あたりが目安です。




こんな感じです。
(真っすぐにカットできていないのはご愛嬌...)



2 : A、Bに穴をあける



AとB、AとCをそれぞれ中央の2つの穴を目印に重ね合わせ、ビスとナットで固定します。
そしてCの一番外側の穴をAとBにあけていきます(2mm穴です)。



こんな感じです。



3 : Cにバネを仕込む穴をあける



上図の赤い部分に、バネを仕込む長方形の穴を開けていきます。

ここは左右対称になることが大切です。
プレートの破材なので加工治具を作っておくと便利だと思うのですが、
僕には適当な破材がなかったので...



カーボンプレートの模様って、よくよく見てみるとプリズム調の正方形が並んだ模様をしていますので、正方形1つを1マスとして見立て、中央の3つ並んだ穴の隣のラインから、3マス外側のところへ縦4マス×横3マス....というように、肉眼で注視してデザインナイフで切り込みを入れて目印をつけていきました。



原始的なやり方でテキトーに見えますが、わりとしっかり左右対称に印をつけられます。

穴の開け方ですが、色々やり方はあると思うんですけど、僕の場合はMSフレキを作製するときに使用した5.5mmドリルで長方形の中央に穴をあけ...



残った四隅を棒ヤスリで少しずつ丁寧に削っていきました。



こんな感じで穴あけ完成。
ここで一度、バネが入るかどうか確認してみます。




バネはちょうど穴に引っかかるか引っかからないかってくらいの絶妙なフィットで、縦は完璧に仕上がったのですが...横は少々削りすぎて隙間ができてしまいました...。
(3.5マスくらい削ってしまいました)
ヤスリを削るときは、ゆっくりやっていかないといけませんね...。
やっちゃったなぁ...バネがズレてくるとピボットの動きが左右で違ってくるかなぁ...









...まあいいか。



4 : Dプレートを加工



今度はDのプレートを、赤いラインを目安に左右それぞれ切り抜きます。



まずは片方を切り取り、それをもう片方に重ね合わせて切り取っていけば左右対称に出来上がると思います。




こんな感じです。


5 :組み立て

いよいよA~Dのプレートを組み立てていきます。

まずはAのプレートから。
先ほど開けた穴の片側にザグリ加工を施します。
ザグリ加工は、僕の場合は6mm面取りカッターを使いました。
(ホームセンターで600円くらいです)



ドリルがちょうど通らなくなるところで、2mm穴のビス用のザグリ加工が出来上がります。







左右にそれぞれザグリ加工を終えたら10mm皿ビスを通し、
1.5mmアルミスペーサーを通します。
これはバンパーの土台になります。




次にCのプレートですが、画像のようにビスを下から差し込み、真ちゅうを通してナットで止めます。ここはザグリ加工をしてもしなくてもどちらでも。
今回は9mmトラスビスを使用しました。



土台のAプレートを下に、Cプレートと重ねます。




そして左右それぞれにDプレートと、大ワッシャーを重ねます。
大ワッシャーは、後で蓋をするときに中のバネが潰れないようにする高さ調節の役目です。
ピボットの動きを考慮しているわけではないので小ワッシャーでもOKです。




バネを仕込みます。
ピボットは素早く戻ったほうがいいのかな?という脳内イメージから、
今回は銀色のバネ(固いやつ)にしてみました。
MSフレキ作製時に黒バネを使うと銀のほうは余りがちになるので
ちょうどいい在庫処分という面もあります...。


まだ本当にコースデビューをしていないので、これはあくまでイメージで作っています...。
バネは皆様のお好みでどうぞ...。


最後にBプレートを蓋として重ね、小ワッシャー、ロックナットと止めていけば...






バネピボットの完成です!!




隙間からバネが見えてますが、ご覧の通りカーボンプレートに挟まれていますのでナットが緩んで分解でも起こらない限り、バネが抜けることは絶対にありません。


動きはどうでしょうか...



固いバネにしたので反発力も相当ありますが、ピボットってこれで良かったのかな?
壁にぶつかって逆に反発して軌道が真っすぐ保てなくなる?とかあるのでしょうか...。
今後走らせてみて検証していかないといけませんね。




多分、動きは悪くないと思います(本当に走らせてないから知らんけど...)
これでカーボンのピボットは完成。


最後に、これのAT化ですが...




赤線のようにビスとバネをつけていくか、
(プレートが3枚もあるので動きがぎこちなくなっちゃうかな?)




コの字型のプレートと重ねてバネとビスをつけていけばいいのかと思います。
(何かの改造の時に余った破材で、ちょうどいいものがありました)





それとコース壁に当たった際を想定して、バンパーの下部は赤線のように少しヤスリ掛けして角をとっておいたほうがスムーズなのかなと思います。






さて....いかがでしたでしょうか。
さらっと紹介しておりますが、この構想には3週間ほどかかってしまいました...(疲れた><)

開発が遅れがちになってしまい、なかなか新車を組むまでに至っておりません。
だんだんアンビ君との再戦が迫ってきているため、少々焦っています...。


ここで僕はアンビ君に電話をかけて進捗状況をさぐってみます...。


僕「改造を1つ1つ確認しながらやってるから時間がかかってるよ...。そっちはどうだい?」

アンビ君「こっちもまだまだMSフレキやってるから、全然だよ...」


ふ~よかった、彼もまだまだ開発途中のようです。
...って、アンビ君もMSフレキやってるのかぁ...。
一体どんなの作ってくるのでしょう...ちょっと怖いですね。



アンビ君「それよりロング君のブログの東北ダンパー見て気になったんだけどさー」


僕「え?...な、なに?」


アンビ君「*l、k:;。・;。¥・l;。「@」p。:。;¥・;・:」@・。:・」;。@!!!」


なんかいろいろ言われてしまいました。
果たして、僕は何を言われたのか...!?



次回、時を戻してもう一度東北ダンパーの検証をします...
ちくしょーー!!全然進まねーーー!!!


おわり


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5 コメント

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Unknown (同年代の通りすがり)
2020-03-14 08:06:11
もうカーボンを加工してるなんて加工スキルも著しく上がってますね!ギミックも面白いです!
自分のレベルではもうアドバイスできることはないので別の角度からひとつだけ。
高値取引されてるフルカウル用カーボンの様な品番が95から始まる商品は限定商品なので高値で取引されます。
対して今回使ったカーボンは15から始まる通常商品なので定価で普通に出回ってます。
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Unknown (パオ)
2020-03-14 15:04:19
お疲れ様です。
加工スキルがどんどん増していってますね!
僕もギミックは好きなんですが、いつからか非常にめんどくさがりになってしまい大掛かりな加工はしなくなった腑抜けですw

せっかくのピボットですから、コースの壁に障害物を付けていなし具合を確認されてみるのも面白そうですね!

それにしてもアンビさんにはブログでロングさんの情報が筒抜けな気がしますww
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Unknown (mini4-restart)
2020-03-17 16:34:02
同年代の通りすがり様

お返事が遅くなり申し訳ございませんでした。
ギミック、面白いといって頂けて嬉しいです!
いやぁ、カーボン加工は東北ダンパーとバネピボットの2回やってるだけですので、まだまだだと思いますよ...。

なるほど、通常販売と限定販売でしたか...。95が限定販売ですね、覚えておきます!ありがとうございます!参考になります!
(くそー、タミヤさん、もっと量産してーーー!)
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Unknown (mini4-restart)
2020-03-17 16:44:56
パオ様

お返事が遅くなり申し訳ございませんでした。
ありがとうございます!近いうちに車体を組み上げてみて、このATピボットも使ってみますので、また近日公開できればと思います!

そうなんですよぉ...アンビ君と違い、僕はミニ四駆の改造と並行してブログも書いてるので、限られた時間しかないし筒抜けなので圧倒的に不利なような...。それでも次回こそは叩きのめしてぎゃふんと言わせたい!頑張ります!
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Unknown (medaka)
2024-04-04 17:05:08
こんにちは。
いつもブログ読ませてもらってます。
このバネピボットバンパーのカーボンは、直frpとARシャーシ用フロントワイドステーのfrpでも代用できるのでしょうか?
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