SDカードから消失してしまった画像データ。
そこには糸島と唐津の風景が写っていたのだが・・・
まあいい。
無くなってしまったものは仕方ない。
その代わり、スマホの画像はある。
せめて、それだけでも掲載したい。
金曜日。
糸島を巡りながら、菜の花畑に囲まれた物産館へ。
菜の花畑では、複数の買い物客が菜花を摘んでいる。
受付で110円を支払えば、所定の袋一杯、菜の花を摘めるシステムらしい。
早速110円を支払い、菜の花畑へ。
せっせと菜の花の蕾を摘む家内。
袋から溢れ返っても、それを止めようとしない。
このままでは、1週間程3食とも、菜の花料理がテーブルに並ぶ事だろう。
「いい加減にせんと、袋が破裂するぞ。飯にしよう、飯に。」
「えー。」
物産館には食堂が併設されている。
ここは糸島。
海鮮の町である。
当然こうなる。
ネタはカンパチにマグロに鯛、鮃。
それとイカと卵焼きだ。
赤米の海鮮丼は初めてである。
新鮮なネタがたっぷり乗って、税込み1000円はお得だ。
追加注文で、フキノトウの天ぷら(6個300円)も。
言うことなしだ。
美味しゅうございました。
この後、唐津まで足を伸ばし、鏡山を散策。
虹ノ松原が広がる玄界灘の眺望を楽しむ。
帰路は佐賀経由。
いつもの道沿いには、前から気になっている酒蔵がある。
「ちょっと、覗いてみよう。」
ギャラリーには、この酒蔵のブランドがずらり。
腕を組んで悩んでいると、
「辛口が好いとらっしゃるなら、こちらがお勧めばってん。」
「買った!」
「どうも有り難うございます。」
「こっちは焼酎ですか。」
「そいぎ、菱の実で造っとるとですよ。」
「あ、菱ですか。珍しか。それで焼酎の名前に菱が付くのか。」
「試飲できんとなら、香りだけでも嗅いでみたらどげんですか。」
「クンクン。あー、なるほど。よか匂い。」
「こっちなんか42度ですけん、お得ちゃお得で。」
「買った!」
勧められれば何でも買ってしまう。
いいカモである。
麦、米、芋、そば。
焼酎の種類は数々あれど、ひし焼酎とは珍しかろう。
封を開けるのが、楽しみである。