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Tシャツとサンダルの候

黒いチャンポン

爽やかな青空が広がった。

気温も上昇、ポカポカと春の陽気である。



こんな日はチャンポンだ。


『それはどうしてだ?』


と、天気とチャンポンの関連性を問われても、答えるつもりはない。(←答えられない)

とにかくチャンポンなのだ。



「何にしましょう?」


注文は決まっている。



「チャンポンのキクラゲ増しでーす。」


不気味な黒い山が眼の前に置かれる。

これで普通盛りである。



色んな具が合わさってこそチャンポン。

なのに、キクラゲしか見えないという、この不可解さはどうだ。


では、神秘の山に踏み入るか。

えーっと、麺はどこだ?

具の山が高すぎて、容易に麺を探し当てられない。

麺を箸で掴むのも一苦労なのだ。



何とか麺の発掘に成功したら、


頂きまーす。


山の掘削が進み、平らになった頃合いで、味変のソース掛けだ。

オレ流チャンポン道の鉄則だ。


え?

向かいに座る家内と、食べる早さが違いすぎるって?



ほっといて貰おう。

コメント一覧

minou_yamatai
@271201tokotoko さんへ
ヤツは冷たい料理だって遅いですから。
単に私がやたらと早食いで、家内がやたらと食うのが遅いだけです。

井手チャンポンに行かれたら、ぜひキクラゲ増しで。
271201tokotoko
こんにちは。

黒いちゃんぽんって?と思ったら、キクラゲが乗っていたんですね(笑)
井手ちゃんぽんは美味しいと聞くので、是非食べてみたいです😋
奥様は猫舌なのかしら?
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