買い物の帰り、最近出来たカレー屋さんの前を通りかかった。
丁度腹が減っていたところだ。
「カレー食ってくぞ。」

TANDOORI NIPPON
スマホで検索してみると、本店は佐世保のようで、ここはその支店らしい。

店内にいるのは、インド人らしき青年が二人。
「ゴチュウモン、ナンデスカア?」
「えーっとね、俺はこの・・・」
注文を済ませ、改めて店内を見渡すと、
!?
(*゚ロ゚)

スパイス香るこの空間に・・・神棚って!
これって、
結構ミステリアスな図柄ではなかろうか。
神棚の榊立てには真新しい榊。
正月らしく、鏡餅まで供えられている。
日々の信仰の対象であるのは間違いない。
私の悪い癖《妄想》が始まる。
まさか、あのインド人が二礼二拍手を?
『かしこみ、かしこみ申す~』って?

「チキンティッカマサラ、カラクチデッス」
いやいやいや。
彼らが自分の信仰のために、神棚に向かって拝んでいるとは流石に考えづらい。
モグモグモグ

するってえと・・・
💡
もしかして、オーナーが日本人?
モグモグ
ゴックン
いやいやいや。
本店は佐世保だったじゃないか。
いくらなんでも、毎朝久留米まで来れる訳がない。
では、
毎朝水を取り替え、
時々は榊を入れ替え、
鏡餅を供えたのは誰なんだろう?

「店舗の賃貸契約条項に神棚お祀り義務があって・・・」(私)
「んな訳あるかーーーい!」(家内)
うーーーん
腕を組んで唸るしかない。
モグモグモグ
ゴクゴク
謎が謎呼ぶ神棚問題。
首を捻りながら店を出る二人である。
「どんな味だった?」(私)
「まあ、インドカレーじゃね。」(家内)