今年もまた、ここにやって来た。
昭和の森駐車場である。
目的は言わずと知れた河原谷の大つらら。
去年に引き続き、ここで博多の義兄と待ち合わせだ。
それはさておき、
何と!
駐車場までの道路に、料金ゲート(500円)が設けられているではないか。
去年までは無料だったのに。
しっかりしてるぜ、宇美町。
さて、
一番冷え込むとの予報を信じて、この日を選んだが、
「予報が変わったね。気温が上がってしもた。」
「氷柱は大丈夫やろか?」
果たして・・・
ごろごろと岩がころがる登山道を登って行くと、
次第に雪景色に変わっていく。
いいぞいいぞ。
冷えて貰わんと困るんだ。
一旦は、期待が膨らむも・・・
小つらら到着。
あー、
やっぱりか。
期待も空しくと言うか、予想通りと言うか、かなり溶けていた。
ここから先はチェーンスパイク装着。
標識を左に折れ、
この急登を登り詰めると、
河原谷の大つらら、通称難所ヶ滝である。
「去年は良かったとばってんねえ。」(義兄)
「しょんなか(仕方ない)。凍っとっただけでめっけもんたい。」(私)
何しろ相手は自然である。
こちらの都合に合わせてくれる筈もない。
今年はこれで良しとしよう。
それでも大つらら直下は完全凍結。
アイゼン無しでは、近づく事も出来ない。
滝から落ちる滴が織りなす奇妙な造形。
難所ヶ滝からは、またも急登が続く。
ヒーコラと喘ぎながら登り切ると、
雪の縦走路へ。
ここからは三郡山を目指す。
レーダーが見えてきた。
何の足跡だろう?
ウサギ?
正式には、
《国土交通省航空局福岡航空交通管制部三郡山航空路監視レーダー》
と言うらしい。
噛まずに読めたら大したもんである。
この坂を登ると、
三郡山山頂だ。
見晴るかす筑紫平野。
さあ山飯タイムだ。
ズルズルズルルー
うんめえ。
暖かいカップ麺が、五臓六腑に染み渡るぜ。
この冬、
シモバシラと難所ヶ滝は完了だ。
後は・・・あそこと、あそこと、そうこうする内に福寿草だ。
誠に忙しい。