例によって湿原にいる。

この日、
佐賀市内通過時には35度を示した車の気温計も、現着する頃には28度。
気温差たるや-7度だ。
実に快適である。

湿原をコバギボウシが覆う。

サワギキョウも姿を見せ始めた。
この先湿原の主役となるだろう。

サギソウも湿原のあちこちを彩っている。


タムラソウ

ナンバンギセル

ミズトンボ


モウセンゴケ

ハラビロトンボ

キイトトンボ
残念ながらこの日、湿原のアイドル、日本最小の蜻蛉のハッチョウトンボは見つけられず。
小さき者と言えば、

ミミカキグサの類いも、ホザキノミミカキグサの他は、湿原から姿を消したようだ。
もう一つ、いや二つ、小さなお目当てがある。

前から観察しているこの腐生植物。

それに併せて、
これが現れて暫くすると、寄り添うように咲く、同じく腐生植物のアレがある筈だが・・・
仮に足元に咲いてても、見落とす自信しかないのに、立ち入りが禁止されている為、離れた場所から探すしかない。
肉眼ではかなり厄介だ。
ここで超望遠レンズを取り出す私。
ファインダーを覗き、重さに耐えながら、目星の辺りを探す。
「あった!」(私)
「どこどこ?見えん。」(家内)

「あの枯れ枝の所と、その後ろの・・・」
「そう言われても見えん。」

枯れ葉の中にひっそりと咲く、小さな小さなえんじ色。
2メートル程しか離れてないのに、ファインダーから目を離すと、もう探せない。



ワーイヽ(^。^)丿

気になるのは、咲いている直ぐ傍にあるこの穴ぼこ。

まさか盗採の跡?