「んじゃ、行ってくる。」
そう言い残し、ヤツは博多の義姉の所へ。
篠栗の義姉も合流し、今宵はブーフーウー姉妹会である。
さぞかし賑やかな事だろう。
私はと言えば、静かな時間が流れていくばかりだ。
日がな一日、ビデオを見て過ごす。
?!
気がつけば夕方である。
何か作らねば。
今から買い物に行くのも面倒だ。
冷蔵庫を開けてみた。
えーっと、
シメジに牛蒡にキャベツに長ネギか。
冷凍庫には、油揚げと・・・
おっと、鶏団子が残ってるじゃん。
決まった。
鍋にしよっと。

豆腐が欲しいところだが、贅沢は言うまい。

鍋にネタをぶち込んで、

聖火点灯
ジュボ

出来上がりを待つ間、あり合わせの物で、
グビ
クーーッ、堪んないぜ。
よっしゃ、
こうなったら、秋の夜長を楽しむとするか。
ジュワーッ
おっと、そろそろ出来たかな。

鶏団子を、
パクリ
うんめえ!

やっぱ、鍋が一番やな。
よくぞ日本人に生まれけりだ。

そんでもって、グビ。
ヤツがいないと、実に酒が進む。
なぜだろう?
それはさておき、この辺りになると、すっかり酔っ払ってるのが分かる。
ポタポタ酒はこぼすは、よく見ると、鶏団子とおぼしき食べかすまでも。
加齢と共に口元が緩んできている証拠だ。
誠に見苦しい。
グビグビグビ
グビグビグビ
ういーー
挙げ句のはてに、すっかり飲み過ぎてしまい、不覚にも9時前には床につく始末。
・・・どこが秋の夜長だ。