「お母様に百歳の祝いの品が届いてますよ。」
母が入所する施設から連絡があった。
早速行ってみると、届けられていたのは、一個の段ボールの箱だった。
箱を開けてみると、

この額縁入りの賞状は久留米市長から。
久留米市からはこの他、選べる記念品のカタログも添えられていた。
そして、

県知事からの祝い状も一緒に入っている。
ここまでは百歳の記念としては、何となく承知していたが、

国からも届くとは知らなんだ。
内閣総理大臣岸田文雄だもん。

祝い状と共に立派な銀杯まで。


ここで一つの疑念がある。
送付先の住所確認の書類が送られてきたのは、6月の頭である。
この3枚の祝い状は、少なくともそれ以前に印刷されていたと考えられる。
つーことはである。
この度の辞任の決断が、もっと早期になされていたら・・・
前総理の名で祝い状が届くと言う、まことに間抜けな事態になっていた筈だ。
何事にも決断が遅い総理大臣で良かった。
と、
妙な事に胸をなで下ろした私である。