Miquette’s assortment

みけこの詰め合わせ

手術、行ってきます

2010-02-13 | 他の病気
えーこのたび、わたくしこと三毛子、悪性腫瘍の治療のため入院・手術することとなりました、アリテイに言ってしまえばがんの手術です。
いきなり驚かせるようなことを言ってごめんなさい。m(__)m でも、悪性腫瘍の存在はもう5年くらい前からわかっていたことなんです。 すでにこの件をご存知の方々は、あの話はどーなんってんのよ?と思ってらっしゃったかもしれませんね、はい、やっと切りますよん。

今回これを書くか否かちょっと迷ったのですが、関節リウマチも特に隠す必要性を感じずやってきたし、がんについても同様でいいんじゃないかなという結論に達しましたが・・・ここから下、ちょい細かい話をします。 病気類の話を受け付けない体質の方はスルーしてくださいませ。



わたしの持ちモノは「甲状腺乳頭がん」という種類のものが3コくらい(良性のも複数個あって全部を検査できないのでおおよそな数)です。 比較的おとなしいタイプの悪性腫瘍で、一生気がつかずに過ごす人も多いとか。 わたしも特に何の症状もなく、この5年の間にほとんど大きくもならずで、できれば一生切らないつもりでやってきました。
腫瘍が両側にあるため甲状腺を全部取り去ってしまう手術になるので、その後は甲状腺ホルモンを一生にわたって服用しなくてはならなくなります。 手術そのものは危険ではないはずですが、声が出なくなったり息ができなくなったりする可能性も・・・なにより、もともと体力がなくてヘタレなので、術後はしんどいだろうとは思います。
つまり手術をしても今すぐなんのメリットもない・・・がんを持っているということが辛ければ解消できると思いますが、そんなでもなかったので。 なのに、なぜか手術することになったのかというと、昨年あまりに動けなかったので、そのときにどうせ何もできないなら今のうち、と決めちゃったんでした。(^^;; で、長期間予約待ちしたりしている間に動けるようになってきて、ちょっと惜しいのですが。(^^;;;
ただ、年齢が高くなったとき、もっとたちの悪いタイプに変容したり拡がったりする可能性もある、そうなったらもっと大変だし、そのときにリウマチャーゆえの問題や心臓の問題などで手術が無理ということが心配、と説得され・・・つまり、15年後、20年後、あるいはもっと先?のメリットのために切る、ということになるでしょうか。

実は、がんの存在の発見は、2005年にテルミンのライブツアーで名古屋と大阪まで行くきっかけとなりました。 そのときにはすぐにでも手術という予定だったので、これが最初で最後のツアーかもしれないと思って。 結局は甲状腺がんは温存し続けて、テルミンを弾き続けてきたわけですが。
甲状腺は首の前のところなので、腕には直接関係はないのですが、そこはリウマチャーなわたし、以前にも別件で日帰り手術をうけたあと全く関係ない関節の状態が急激に悪化したこともあるので、なかなかあなどれません。
リウマチの悪化でいつかはテルミンが弾けなくなるかもと思ってヴォイストレーニングに通ったり(全然上手くなってませんが)してたのに、先に声のほうに支障が出るかもとは・・・うーん、やっぱり残るはテルミンか。

これって遠大な計画ですよね、20年後にも生きていてテルミンを弾いてないと割が合わない。(^^; でも、とりあえず行けるところまで行っとくことにしました。
腫瘍の発見がテルミンライブのきっかけになったように、今回の手術が節目のようなものになればいいなと思います。

化学療法や放射線療法はしないので入院期間はごく短いはずです。 むしろ家へ戻ってきてからがたいへーん。 とにかく今でも10時間以上寝ているようなヘタレですから。(^^;ゞ 体力いちばんということでバレエ・ストレッチにはギリギリまで通ってシゴかれときました。

自分でできることとしては・・・できる限り快適に過ごせるよう努力をしようと・・・って、荷物多すぎ。(^^; この日に備えて見るのを我慢してたRed DwarfのDVDボックスセットも入れました。 傷が痛くて笑えないということのないよう祈ってやってくだされ~。

話がずいぶん長くなってしまいました、ごめんなさい。 んじゃ、行ってきます!
I'll be back.
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てるみんるーむに新しい曲「ブラジル風バッハ第5番」を追加しました

2010-02-09 | テルミン
やっとできました。

てるみんるーむに新しい曲、「Bachianas Brasileiras n゜5 Cantilena」ブラジル風バッハ第5番のアリアを追加しました←曲名をクリックすると「MUSIC TRACK」のページが開きます

You Tubeでも聴けます、動画付きです。

↑ダブルクリックするとYouTubeが開いて大きな画面で見られます

ヴィラ=ロボスの代表的な作品です。 原作はソプラノと8つのチェロ、今回の録音はテルミンとピアノ(打ち込み)です。

今回いちばん苦労したのは中間部の歌詞です。 もちろんテルミンでは歌詞は唄えませんが、理解していないと同じ音程が続くだけの棒弾きになってしまいます。 唄うように奏でたい、という想いが実現できていればうれしいのですが。
ピアノの打ち込みにもずいぶん時間がかかりました。 弾きたいと思う演奏を弾かないで具体化するのはとても難しいものです。

Special thanks to mkknksmさんです。
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なーる

2010-02-09 | 

宵山万華鏡

京都つながりで、ひさしぶりに本の紹介。
ものすごく季節はずれなんだけど・・・祇園祭の話です。

いま森見登美彦さんの宵山万華鏡を読み終えたところなのですが、タイトルどおり、この本はお祭りの万華鏡でした。 装丁もキラキラしていて中身にピッタリ。
6つのお話から成っていてそれぞれも完結しているのですが、全部を読み終わると・・・バラバラだった風景に焦点が合って、宵山様って誰やねん?も解決して「なーる」とつぶやいて頁を閉じることになります。
お祭りって灯がたくさん点って賑やかだけど、一歩外へ出れば暗闇。 宵山はこの世でないところへの扉の開く日なのかも。

正統派?の祇園祭観光を極めた人よりも、宵山は懐かしいけどもうたくさん(混みあうし)という人におすすめかも。 混むし暑いししんどいからもうええわぁと思っていたけれど、また見に行ってみようかなぁという気持ちになりました。

わたしも学生時代に、夕焼けごろから出かけて、日も暮れて鉾がきれい~、でも人混みで身動き取れない、喉渇いたけど露店の飲み物って何でこんなに高いねん、などとうろうろしていてたら、いきなりの大雨にざっぱーんと襲われて、地下道へ掛け込んでそのまま大阪へ逃げ帰ってきてしまったという思い出が。 夏のお祭りとはいえ、まだ7月半ばなので梅雨があけてないことが多いのでこのようなことになることも。(^^;ゞ

うーん・・・リウマチャーとしてはやっぱりあの人混みの中を歩くのはしんどいか。 怖い目にはあわなくても、痛い目にあいそう、コンチキチン。

ちなみに、森見登美彦さんはわたしが好きな万城目学さんと親交があるそうです。 この一冊だけでそう言ってしまうのは乱暴ですが、雰囲気が似ていると思ったんでした。 同大学出身で同世代かぁ、なーる。




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