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またテルミンに不向きなものを弾いてしまいました(^^ゞ
当初は第4曲の「角笛の踊り」を弾くつもりでしたが、結局6曲全てを弾きました。 スタッカートや速いフレーズも多くてテルミンでは無理かもと思いつつも、だんだん楽しくなってきて、音色変更も行いながら通しでの演奏になりました。
わたしが踊りながら弾くわけにもいかないので、生成AIで猫たちに踊ってもらいました。
1. 棒踊り, Jocul cu bâtă, Bot tánc, Stick Dance
2. 帯踊り, Brâul, Sash Dance
3. 踏み踊り Pe loc, Topogó, In One Spot
4. 角笛の踊り, Buciumeana, Bucsumí tánc, Dance from Bucsum
5. ルーマニア風ポルカ, Poarga Românească, Román polka, Romanian Polka
6. 速い踊り,Mărunțel, Aprózó, Fast Dance
この曲はバルトークが友人のイオン・ブシツィアとともに1909年ごろからトランシルヴァニアの民謡を取材して、それを元に1915年にピアノの組曲を作曲し、1920年に初演されました。 その当時、トランシルヴァニアはオーストリア=ハンガリー帝国の一部でしたが、6月にはルーマニア王国に併合され、二次大戦中には北部がハンガリー王国に、そして戦後はルーマニアに返還されました。
元になった民謡は7曲あったそうで、第6曲の途中で7つ目のメロディ現れます。 5曲目と6曲目は切れ目なく演奏されます。[てるみんるーむを開く]
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🌹中森明菜さんの「水に挿した花」をテルミンでカヴァーしました。
シングルとしてリリースされましたが、本当はアルバムの中の一曲だったはずで、そのアルバムは幻となってしまったとか。 1990年の11月ということで、いろいろとたいへんなことがあった後の時期だったと思います。
繊細で透明感のある、哀しいけれど美しい作品です。
by 三毛子
🌹この、実に切ない曲の伴奏制作にあたっては、できるだけ音を切り詰めて簡素なものにしようと考えました。 基本的な部分はピアノと弦楽五部とし、それに木管4重奏(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット)とホルンを加え、さらに原曲のアレンジに敬意を表してチェンバロを加えました。 また、変化を与えるためにハープを導入しています。 コード進行もほとんど原曲を活かして、リハーモナイズは最低限に抑えています。 歌詞に従って伴奏も起伏をもち、最後は音数を減らして静かに終わっていきます。
by 山本 準 ✨[てるみんるーむを開く]
山本 準 のオリジナル作品の「Jours qui Passent 過ぎ去りし日々」 をテルミンで演奏しました。
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このところにぎやかな曲が続いたので、秋らしく少ししんみりとお届けします。
テルミンとピアノのための小品です。 日々が過ぎ去っていく、というより、年をとったせいもあるでしょうが、いまや飛び去って行きますね。 過ぎ去りし日々に思いをいたすという曲です。
by 山本準
山本 準がテルミンのために書いてくれた曲です。 しみじみと味わいながら演奏しました。
by 三毛子 [てるみんるーむを開く]
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谷山浩子さんのアルバム『テルーと猫とベートーヴェン』に収録されている「素晴らしき紅マグロの世界」 をテルミンで演奏しました。
紅マグロはますむらひろしさんの漫画のアタゴオルに実在?する魚で、ヒデヨシの大好物です。
テルミンに甚だ不向きな曲で、ライブでネタとして弾いたことはあるのですが、やはり大好きなのでこのたび動画を仕立てました。
ヒデヨシのたっぷりした量感を出したくて猛暑の中こんな格好で弾きました、笑ってやってください、本人は演奏にせいいっぱいで笑えていませんけれど(^^ゞ
なお、動画の猫さんたちは画像生成AIの Bing Image Creator に作ってもらったものを動かしました。 記事をnote に書きましたので、そちらも合わせてお楽しみください。[てるみんるーむを開く]
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長年慣れ親しんだイーサウェーブテルミンが、イクルデザイン の須藤 生さんの手により優美な曲線とゴールドのノブを持つ筐体に生まれ変わりました!
うちの猫たちが10歳になった記念も兼ねて、わたしの名前と共に猫たちのシルエットの象嵌を施していただきました。
このテルミンで最初に弾く曲として、ルロイ・アンダーソンのこの曲を選びました。 テルミンをにゃーにゃーした音にしたくてオートワウを使っています。
バッキングは打ち込みで作り、うちの猫たちに動画と鳴声で参加してもらいました。[てるみんるーむを開く]
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アイルランド民謡をクライスラーが編曲した「ロンドンデリーの歌」 を、Trio di Montagna が演奏しました。
◆古くから歌い継がれてきた哀愁を帯びたメロディは、日本でも馴染み深いものですが、この美しい編曲で演奏したくなり、テルミン・チェロ・ピアノから成る Trio di Montagna を編成し、じっくり取り組みました。 それぞれの自宅でのリモート合奏です 。by 三毛子
◆精一杯弾きました。 テルミンとピアノとの合奏ということで、1番、2番、リフレインのそれぞれのシーンでのチェロの音色を考えました。 by 山本 啓
◆ロンドンデリー、美しい曲です。時や場所を超え、互いを感じながら演奏できました。楽しかったです。 by サワラ
Trio di Montagna テルミン:三毛子 チェロ:山本 啓 ピアノ:サワラ[てるみんるーむを開く]
生成AI って急速にすごいことになってますね。 今までにも静止画を作ったりはしていたのですが、最近は曲も作ってくれます。
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作曲生成AIの Suno で作ったピアノだけのトラックの上で Claravox Centennial を気ままに弾き散らかしてみました。 6回弾いて重ねてあります。PAN と Reverb はちょっと弄りましたが、他の音源は使っていません。いちどに2分だけしか作れない(続きを作る方法はあるけど)ので、そこまでだけど。
AIでちょっと遊んでみた「生成AIはまだテルミンを知らないらしい 」 という記事をnote に書きましたので、そちらも合わせてお楽しみください。[てるみんるーむを開く]
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2024年の大河ドラマの『光る君へ』のメインテーマを聴いた第一印象はラフマニノフっぽいなあ、だったのですが、メロディはちょっと懐かしいあの曲=Art Of Noise の「Robinson Crusoe」 だ!と思ったので・・・そちらのほうをテルミンで弾いてみました。
似ているのは偶然ではないようで、大河の音楽を担当された冬野ユミさんのプロフィールに Art Of Noise に影響を受けたとあり、そうか、わざと持って来たんだ!とニヤリ✨ってところでしょうか。
この曲は Art Of Noise によるカヴァー(1989年)で有名になりましたが、元は1964年に作られて1965年にBBC版が放送されたテレビドラマ『The Adventures of Robinson Crusoe』のテーマ曲だそうです。
今回メインのテルミンは Claravox Centennial、バッキングは打ち込みで作り、ラフマニノフっぽさも加えてみました。 実は Etherwave も密かに参加、ジャングルっぽい鳴き声を担当しています。
では、しばし無人島に漂着してしまった気分に浸ってください🏝️[てるみんるーむを開く]
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リストの晩年の曲です。 多くの人がリストに抱く高度な演奏技術を要する煌びやかなピアノ曲とは印象が全く違って、削ぎ落とされて深く暗く、調性もなくなりかけて無調音楽に向かっていきます。
1883年の2月、ヴェネツィアに旅行中だったワーグナーが、リストの娘でワグナーの妻だったコジマに看取られてパラッツォ・ヴェンドラミン・カレルギで亡くなりました。 この曲はリストがその少し前に彼に招かれてパラッツォ・ヴェンドラミン・カレルギに滞在したときに書かれた、ワグナーの死を予感した作品とも言われています。
パラッツォ・ヴェンドラミン・カレルギは今でも大運河のほとりにあり、カジノで有名ですが、一部はワーグナー博物館になっているそうです。
テルミンで弾きやすいとは言い難い曲で音程も難しいのですが、どうしても弾きたくなったのが昨年の後半でした。
まずはピアノパートの打ち込みに時間がかかり、テルミンを練習し始めてからもだいぶん長いことかかりました。
もっと受け入れられやすい曲をどこからかカラオケを借りて来てどんどん弾いていけばこんな苦労はしなくてもいいのだろうとは思いますが、それはわたしのやりたいことではないのかなあと思っています。
気の済むまで曲をなでくり回して、やがては自分のものになる(おこがましいのですが)という感覚です。
ホームレコーディングだけに徹する4年間で、よりいっそう内向きになっているのかなとは思いますけれど。[てるみんるーむを開く]