旦那様の携帯のデータに残っているのを
見つけました。
三年前に家出した我が家のやんちゃ坊主ぎんです。
野良猫で赤ちゃんの時拾われて
縁あって我が家にやってきたぎん。
自分より大きい哺乳瓶をかかえてミルクを飲んでたぎん。
四階のベランダから「ぎんちゃん帰っておいで~」と呼ぶと
首につけた鈴をちりちりと鳴らしながらかえってきたぎん。
朝になるとご飯を待ちきれなくて、
ママのマリコを起こしに来たぎん。
雪の降る日、ママがひめだけを愛してると勘違いして
寒い庭でひとりで震えていたぎん。
ママが探しに行って「ぎんちゃ~ん」と呼ぶと
普段は抱かれることの嫌いなのに腕の中に飛び込んできたぎん。
ある日、引っ越したうちにどうしても馴染めなかったのか
何処かに行ってしまったぎん。
どんなに探しても見つからなかったぎん。
今でも愛しい愛しい、My baby Gin.