たびのきろく

旅の記録を綴っていきます。


よろしくお願いします。

ゾウ350頭超、謎の死

2020-07-06 06:02:14 | アフリカ

おはようございます。

産経新聞にこんな記事が掲載されていました。オカバンゴ湿地帯のことを書いたばかりなのに、なんともやるせない思いでいっぱいです。


5月以降、350頭以上のゾウが死んでいるのが見つかった=アフリカ南部ボツワナ(ロイター)

アフリカ南部ボツワナで5月以降、350頭以上のゾウが死んでいるのが見つかった。複数の欧米メディアが3日までに地元当局などの話を基に報じた。「ボツワナで過去に例がない規模」といい、死因は分かっていない。

ゾウの死骸は、野生動物が多く生息するオカバンゴ湿地帯付近で見つかった。死ぬ前に円を描くように歩いていたとの目撃情報もある。

牙が残っていたため、当局は象牙目的の密猟の可能性は否定。検体を採取し、南アフリカなどの研究機関が死因を調べている。

ボツワナはアフリカ有数のゾウ生息国で、約13万頭に上るとのデータもある。密猟の危機にさらされ、ボツワナのゾウ保護団体は2018年、約90頭のゾウがオカバンゴ近くで殺害されているのを発見した。(共同)


セントラル・カラハリ動物保護区Central Kalahari Game Reserve

2020-07-05 17:19:32 | アフリカ
こんばんは。

先ほどの続きです。今回は、セントラル・カラハリ動物保護区のご紹介です。

カラハリ動物保護区は、面積5万2800㎢に及び、ボツワナ最大規模を誇ります。
このエリアには、ここだけで見られる黒いたてがみをもつカラハリライオンが生息しています。

なんとなく違和感がありますが、とても珍しいライオンなのです。

乾季は荒涼とした大地ですが、雨季(12~4月)が始まると一夜にして草原へと化し、動物の楽園へと変わるのです。



どこからともなくシマウマやウオーターバックなどの草食動物たちが現れ、それらを追って捕食動物たちも集まって来るのです。

こんなかわいいミーアキャットにも出合えるかもしれませんよ。


なお、保護区内はとても広く、道もわかりづらいので、必ずエリアに通じたガイドをともなって行くことをオススメします。数軒ですがロッジもありますし、キャンプもできます。

野生動物を観察したい人には、とてもオススメな場所です。

さて、来週からナミビアをご紹介していきます。楽しみにしていてください


また、来週
さようなら👋

オカバンゴ湿地帯Okavango Delta

2020-07-05 14:39:27 | アフリカ
こんにちは。

今日は午前中、予定がありアップが遅くなりました。まずは、オカバンゴ湿地帯へご案内いたします。

アンゴラの高原から流れ出た雨水がナミビアのカブリヴィ地方を縦断して、オカバンゴ川となってボツワナへと南下しています。そして、乾ききったカラハリ砂漠へと吸い込まれ、約1万5000㎢(氾濫期は約1万8000㎢)の巨大な三角形の湿地帯を造り出しています。ボツワナ北西部に位置する世界最大の内陸性デルタです。

オカバンゴは「海に出ることのない川」なのです。

乾いた大地で生きる動物たちにとって、ここはまさにオアシスなのかもしれません。バビルスやアシの合間をぬうように蛇行する川の水面にはウォーターリリーが咲き乱れ、その上を色鮮やかな鳥たちが飛び交う。カバやワニ、ゾウ、バファローが生息し、乾季には水を求めてやってくるライオンやヒョウなどの捕食動物を目にするチャンスも多いですよ。



オカバンゴ湿地帯への拠点となるのはマウンという小さな町、ここから専用のセスナ機で各ロッジに向かいます。



ここでは、各ロッジを拠点にさまざまなアクティビティを楽しみたいものです。なかでも木をくりぬいて作ったモコロMokoroと呼ばれる伝統的なカヌー🛶で湿原を巡るモコロ・トリップはオカバンゴの大自然を満喫できることもあって人気があります。

  (カヌーでなくてごめんなさい)

そのほかウォーキングサファリやゲーム・ドライブも楽しめます。



まさに水と緑に囲まれた桃源郷ともいうべきこの地では、ゆっくり鳥のさえずりを聞きながら過ごしてみるのもいいかもしれませんね

               つづく

クーツェ野生動物保護区Khutse Game Reserve

2020-06-28 14:00:00 | アフリカ
本日、最後のご紹介です。

ハボロネから北西へ約240㎞、車で約3時間走ると、クーツェ野生動物保護区があります。約2,600㎢の小さな保護区ですが、カラハリライオンをはじめ、チーターやヒョウ、キリンなどを見ることができ、セントラル・カラハリ動物保護区(次週、紹介予定)の南の玄関口でもあります。


かつてこのエリアはカラハリ砂漠北東のマカディカディ湖へと注ぐ水系の一部で、水の豊かな土地であったらしいです。

アフリカだと小さく感じる保護区ですが、岐阜県高山市より広いのですから恐れ入りますね。

さて、次週は

オカバンゴ湿地帯
セントラル・カラハリ動物保護区

をご紹介します。

お楽しみに



では、良い休日を過ごしてください

モコロディ自然保護区Mokolodi Nature Reserve

2020-06-28 10:48:48 | アフリカ
ハボロネから南西へ約15㎞に位置する自然保護区です。ヒョウやチーター、キリン、ゾウ、サイなどの大型哺乳動物に出合える場所で、ゲーム・ドライブのほか、ナイト・ドライブやシロサイやキリンの足跡をたどるツアー、ゾウと一緒に茂みを歩くウォーキングサファリなどが体験できます。


保護区内には宿泊施設やレストラン、ピクニックエリアなどが充実しています。



ワイルドライフを楽しみながら、24時間お湯が供給されているので、いつでもシャワーを浴びることができます。大自然を感じながらも洗練されたキャンプが堪能できますよ。南アフリカ、ボツワナ、タンザニアで多く見られるタイプのロッジです。

モコロディ自然保護区は、地元の家族連れにも人気なところです