こんにちは。今日は長距離バスについて記載していきます。
長距離バス
南アフリカ国内を移動するのに、最も有効な公共交通手段となります。所要時間でいえば概して鉄道よりも早く、観光客の利用も多いので比較的安全といえます。料金的には鉄道とほぼ一緒で、本数は鉄道よりも多いです。発着所も町の中心部にあることが多いです。ただし、都市のバス乗り場は治安状況が悪化しているので、乗り場付近で重い荷物を持ったままうろうろしないように心がけましょう。また、主要都市以外は一日一便程度しか走っていないので、余裕を持ったスケジュール作成が必要となってきます。国内線の飛んでいる都市から周辺の都市への移動など、飛行機とうまく組み合わせて利用することをオススメします。
主なバス会社として、インターケープImtercape、グレイハウンドGreyhound(シティ・ライナーCitiliner)、トランスラックスTranrslux(シティ・トゥ・シティCity to City)などがあり、南アフリカ全土や周辺国の主要都市間を結んでいます。いずれもデラックスバスで、リクライニングシートです。トイレも付いています。さらに車内はエアコンが効いているので快適です。そのほか、路線によっては、ヘッドホンで音楽が聴けたり、ビデオ観賞ができたり、コーヒーが配られたりとさまざまなサービスがあり、快適な移動ができます。
バスのグレードやサービスについては、どこの会社も大差はありませんが、インターケープとグレイハウンドがやや高級感があります。料金も若干高めです。また、同じバス会社でも、時間や曜日によって料金が異なることがあります。
注)ヨハネスブルグやプレトリアの長距離バスターミナルでは、邦人旅行者が付近を通行中に首絞め強盗に襲われるという事件が発生しています。バスを下車した直後に襲われる人もいるそうですので、できるだけヨハネスブルグでの乗車は避けるようにしましょう。また、やむなく利用する場合は、宿泊先や訪問先に出迎えを依頼し、出迎えが来るまでターミナル内にとどまるようにしてください。
●バスの予約
いずれのバスも事前予約が必要です。オフィスに電話をかけて予約を入れるか、直接オフィスまたは旅行会社に行ってチケットを購入します。また、各社ともオンライン予約が可能ですので、利用する日と時間が決まっているのであれば、日本を出発する前に席をおさえておくといいでしょう。
予約をせずに当日乗り場に行った場合でも、席が空いていれば乗せてもらえますが、バスが到着するまで乗れるかどうかわからないので、やはり事前予約は必須といえるでしょう。
●乗車時の注意
チェックインはバスの出発の30分前から行われますが、始発の町でなければバスが到着してから行われるのが一般的です。バスの到着時間は意外(ちょっと失礼かな)と正確ですので、予定時間よりも早めにバス停で待っていた方がいいと思います。
荷物はバスの側面のトランクに入れます。その際、荷物にシールが貼られ、代わりにクレームタグを渡されます。下車時に荷物引換証となりますので、紛失しないように注意してくださいね。
つづく
それでは、今日はこの辺で