たびのきろく

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喜望峰(Kaap de Goede Hoop)

2019-06-28 17:00:14 | 南アフリカ、ケープタウン、旅、日記、観光
ケープタウンから約70㎞離れた半島南部は、77.5㎞²の広大な自然保護区になっています。
喜望峰(Cape of Good Hope/Kaap de Goede Hoop)とケープ・ポイント(Cape Point)もこの中にあります。



区域内にはフィンボス(Fynbos)やプロテア(protea)、エリカ(Erica)と呼ばれる花や植物類が咲き、エランド、ボンテボック(シカ)、シマウマ、マングース、ダチョウ、バブーン(ヒヒ)などの野生動物、150種類以上の鳥類、カキや海藻が生息しています。さらに付近の海にはイルカ、オットセイがいます。8月~11月の期間、運がよければクジラが見られることもあるようです。

  ⚠️バブーン(ヒヒ)にはご注意を⚠️
ケープ・ポイントの駐車場とその周辺にかけてバブーンが生息しています。子供を襲ったり、食べ物を奪ったりすることがあるので、注意してください‼️



保護区内にはピクニック広場や、バイキングコース、ドライブコース、スクーバダイビングや水泳のための更衣室などがあり、喜望峰を発見したバルトロメウ・ディアスやヴァスコ・ダ・ガマの記念碑もあります。保護区内の道路の終点には駐車場があり、そこにはルック・アウト・ポイント(Look Out Point)と呼ばれ、展望台へ上がるケーブルカー乗り場があります。歩いても20分ほどですが、坂道になっています。



展望台から眼下に見えるのが、ケープ・ポイント。ときには、インド洋と大西洋のふたつの海流がぶつかって渦を巻く様子も見られるときがあるようです。



展望台から西の方に見える白砂の小さなビーチはディアス・ビーチ(Dias Beach)といい、この先に突き出ているのが喜望峰になります。





ここまでは遊歩道があり、駐車場から歩いて約1時間。意外と殺風景な崖なのがわかります。

この付近は強風が吹くため、遭難する船が多かったようです。「さまよえるオランダ人(The Flying Dutchman)」と呼ばれる幽霊船の目撃談もあるそうです。そんなこともあり、当初この岬は、発見者のディアスによって「嵐の岬(Cape of Storms)」と名づけられたそうです。

15~16世紀のポルトガル国王マヌエル1世が、ヴァスコ・ダ・ガマのインド航路発見を記念し、ポルトガルに喜びと希望を与えるという意味で「喜望峰」と命名したとのことです。

派手さこそありませんが、目の前に広がる壮大な景色には圧倒されます。


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