甚大な被害をもたらした台風12号がやっと過ぎ去った後、久しぶりに歩いてきました。大雨の後だったので日影沢の中に入るといつもは静かな沢も道も水であふれていました。
高尾山の裏側に位置する日影沢は、高尾駅から旧甲州街道の道沿いをバスに乗って
30分ほどのところにあるやや平坦な山の中です。
春には可愛い花が沢山咲いてくることでも有名で、平日でも大勢のハイカーで賑わう所ですが今の季節は静かな花散策が楽しめます。
この小さな橋を渡ると日影沢の森に入っていきます。丁度工事中でした。
橋を渡ると直ぐに少し開けた場所があり、数台の駐車スペースもあります。この日は
指導員を中心とした一組の観察会のグループが来ていました。
もしものことも考えて車はバス停手前にある畑の駐車場に入れておきました。
昨年辺りから、自然保護のための看板が目立つようになりました。
以前は何処も規制されていなかったものだから、細い沢の向こう岸にも大勢入り込んで
植物は荒れ放題になっていました。
ロープもあちこち張られて、これで向こう岸には入ることが出来なくなりました。
もっと早くに規制するべきだったのではないでしょうか。
何時も静かな流れの沢も、台風の大雨にゴウゴウと音を立てて凄い水量になっていました。
湿度が多く、先のほうは曇って見えました。
ヤブミョウガもあちこちに咲いています。
ユウガギクも咲き出して山の中はすっかり秋の風情です。
橋から歩いて30分程のところにある ウッデイハウスとキャンプ場です。
多目的ホール「ウッディハウス」は、日影沢を訪れる方の拠点施設として利用されると共に、森林・林業の普及・啓発を目的に、エゾマツやカラマツ等の国産材を使用して建てられた木造建築です。
1階は、展示室とカルチャールームで特別展示などが行われます。週末には写真の展示会
等も開かれています。
2階には、森の図書館があります。
3階、4階は、展望室ですが、入ったことはありません。
これから先も道は続き、最終的には「小仏城山」の山頂まで続いています。
足の悪い主人にはウッデイハウスのベンチで待っててもらいました。
ツリフネソウ
キツリフネ
道は益々悪くなり、山側からあふれ出た水は道路も水浸しになり、川のように流れて
いました。
ヤマホトトギス
マツカゼソウ
ノブキ
一番遅くに咲き出す タマアジサイ が優しい花色で沢山咲いていました。
次回見てきた残りの花をアップします。
春のころはこんな花が咲いています。よかったら見てください。
http://blog.goo.ne.jp/miyayosi325jp/d/20110421