6月にチケットを手に入れてからずーと楽しみに待っていました
女性指揮者のナンバーワン、西本智実さんの指揮とプロヂュースによるコンサートが
オリンパスホールで行われました。
主催者側の八王子市、西本智実さんの力の入れようは凄く、チケット発売後から
約半年間いろいろな形でイベントを繰り広げてきました
西本智実さんはタカラジェンヌの雰囲気を持った素敵な女性です
会場となったオリンパスホールです
「蝶々夫人」はイタリアのプッチーニ作曲のオペラです
長崎が舞台となったこの曲は今までにも何回も上演されてきましたが
今回初めて聞きに行きました
私の席は S席の前から3番目、左側にでる字幕もよく読めました
舞台のすぐ下にはオーケストラの演奏する場所があります
西本智実さんの指揮する姿も右側前方に見え隠れして見えました
本番前の音合わせをしているところです
大体のあらすじ
1890年舞台は長崎の港を見下ろす丘の上に立つ家
アメリカ海軍のピンカートンは現地妻として蝶々さんと結婚します
蝶々さんは15歳の芸者です
結婚生活も束の間、ピンカートンは帰国してしまいます
その後ピンカートンの所属する軍艦が入港したのを確認し、
彼の帰りを待っていました
朝ピンカートンと妻のケートが訪ねてきました
「子供を預かる」というケーとの申し出に蝶々さんは
「ピンカートンが迎えに来るなら渡す」といいましたが
ピンカートンが駆け付けた時には彼女は自害していたのです
オペラの演奏は全三幕です
前半には芸者さんが大勢出てきますがその中に
八王子の芸者さんが10人ゲスト出演しています
後半に出てくる蝶々さんとピンカートンの間に生まれた3歳の子供役も
八王子市内からオーデションで選ばれた子供だそうです
立派に役をこなしていました
前半に出演していた芸者さんが後半は皆と一緒に聞いていました
西本智実さんはオリンパスホールの開館のころから多くの市民に音楽の魅力を
伝えてきました。今回も公演に先立ちオペラ制作の舞台裏を紹介するトークイベント
「西本智実のちょっと一息」や「高尾山、薬王院でのコンサート」、
最終リハーサルの様子を市内中高生に無料招待するなど
オペラの魅力を充分に伝えてきました。
この「蝶々夫人」の音楽には日本の旋律を随所に取り込まれている場面もあります。
例えば、「さくらさくら」や「君が代」などの旋律が隠されていました。
私も高尾山薬王院でのコンサートに限定200名という厳しい条件に入ることができて
行ってきました。その様子は下記アドレスです
http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=7f3a0dc26b5cf3139618385e2480597a
本番直前には最後のトーク「西本智実のちょっと一言」にも出かけ
演出家とのトーク、舞台稽古の様子なども見てきました
これはオリンパスホールの2階、3階席だけをオープンして行われました
最後の演奏が終わると全員が立ち上がりスタンデングイベーションです
拍手はしばらく鳴りやむことはありませんでした
私も今回は何度もネットで調べて内容は把握してありました
終わったあとは感動に涙があふれ出ました。
芸者さんの前を通って退場したのですが声をかけることもできませんでした
綺麗なお花も贈られていました
今まで何回もコンサートのたびに主人のことを思い涙を流してきましたが
この「蝶々夫人」のときは心から感動しての涙でした
演奏も出演者の張りのある声にも充分満足できました
オリンパスホールの下の広場はイルミネーッションが輝いていました