ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

2011-07-24 | 日記
NHKで先ごろ放映された河野裕子さんの「この世の息」を見逃したので、昨晩オン・デマンドで見てみた。 紹介された歌のどれもが心に沁みたが、今、覚えているのは次の歌。   陽に透けて今年も咲けり立葵 わたしはわたしを憶えておかむ      歌は遺り歌に私は泣くだろう あんなにも若かった夜と月と水 ガンの再発という目前に控えた死を見つめて詠われた歌である。 河野さんは生前6200首の歌を . . . Read more