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森のカフェで~旅の記憶

2022-08-07 | 旅行
調べたいことがあって、過去の旅画像を眺めていたら・・・
お目当ての画像は見つからなかったのですが、
旅の記憶が蘇ってきました。

本日は、2015年8月、
バルト三国のひとつ、ラトビアでのお話・・・
どうぞ、おつきあいを♪



首都リガの中心部からバスで30分ほど・・・
野外民族博物館がありました。

森の中に、古民家を移築し、かつての暮らしを再現・・・
そこで、伝統的な手仕事にいそしむ・・・
濃い緑の中に、花がいっぱいで、はしゃぎまくりましたw




はしゃぎ疲れて、ひとやすみ・・・

↑古民家のカフェは、セルフ式。
中でオーダーしたら、
できあがりを樅の木の下、テーブルまで運んできて・・・

いただきます♪

ベリーのジャムたっぷりのパンケーキでした。
レンチンの音が聞こえたのは、ご愛敬w




バルト三国、リトアニア、ラトビア、エストニア・・・
前年に、母とツアーで周遊して大感激。

もう一度、ゆっくり歩きたくて、
今度は、ラトビアの首都リガへ、夫と二人でやってきたのです。

後に、小川糸さんが『ミ・ト・ン』(白泉社)で、
お書きになっていますが・・・
読んだとき、真っ先に、ここの風景が浮かびました♪




さて、ふたたび、カフェを見ると・・・

いつのまにか、小さな男の子がいました。
ひとりで静かに本を読んでいます。
どうやら、カフェで働く女性の、お孫さんのよう・・・

小学校が夏休みの間、
あの子は、こうして、おばあちゃんを待っているのでしょうか。
読んでいるのは図鑑のような絵本でした。



ときどき、おばあちゃんに声をかけられると
顔をあげて応えるものの、またすぐに、本へと戻ります。

きみは本が大好きなんだね・・・
本があれば、時間はあっという間だよね、寂しくないよね、
・・・きっと。

ニッポンからやってきた、本好きのおばちゃんは、
何やら目頭が熱くなってしまったのでした。




あれから7年・・・
あの男の子も、もう10代のハンサムな少年でしょう♥

旧ソ連から、「歌の革命」によって独立したバルト三国。
かつてソ連領であり、地理的にも近いため、
今、どの国も危機感を強めているとか・・・

あちこちでキナ臭い匂いが立ちこめる中だからか・・・
本を読んでいた男の子が想い出されてなりません。


本日も、おつきあいいただき、どうもありがとうございました。

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